文献

J-GLOBAL ID：201002215293639891   整理番号：10A0256824

遺伝子発現解析およびプロテオミクス,ネットワークの発見

Gene Expression Analysis, Proteomics, and Network Discovery

著者 (4件)： BAGINSKY Sacha (ETH Zurich, Zurich, CHE) ,  HENNIG Lars (ETH Zurich, Zurich, CHE) ,  ZIM,ERMANN Philip (ETH Zurich, Zurich, CHE) ,  GRUISSEM Wilhelm (ETH Zurich, Zurich, CHE)
資料名： Plant Physiology  (Plant Physiology)
巻： 152  号： 2  ページ： 402-410  発行年： 2010年02月 
JST資料番号： C0606A  ISSN： 0032-0889  CODEN： PLPHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生物学研究の技術進歩により,研究者はゲノムやプロテオーム,分子ネットワーク全体を研究することで,かつてない規模で生体システムを調べることができる。ゲノム技術によって,あるクラス(例えば転写産物やタンパク質など)の構成要素のほとんど全てを同時に測定できるため,生物学実験にパラダイムシフトが起こった。アレイを用いた遺伝子発現解析もしくは質量分析を用いたプロテオーム・メタボローム解析,遺伝的相互作用の大規模スクリーニングを問わず,細胞や器官における様々な要素間の相互作用を統合し理解することで定量的な生物学的データにより還元主義的なアプローチを取れるようになった。現在ではほとんどのゲノム研究が転写やタンパク質,代謝産物のプロファイリングと関わっており,こうした研究をすすめることによって,システム動態と機能を決定する分子間の定量的関係性の理解が進むと期待されている。本報告では,この分野における近年の進展について概説するとともに,植物システムの創発特性を記述するための遺伝的・分子的ネットワークモデルを開発するという現在の手法の利点と欠点について強調している。

シソーラス用語： プロテオミクス ,  ゲノム ,  遺伝子発現 ,  *植物タンパク質 ,  プロテオーム ,  代謝産物 ,  ネットワーク
準シソーラス用語： メタボローム

分類 (2件)： 代謝一般  (EB03050F) ,  植物学研究法  (EH01020C)

タイトルに関連する用語 (3件)： 遺伝子発現解析 ,  プロテオミクス ,  発見