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J-GLOBAL ID:201002215335813072   整理番号:10A0036705

細胞透過ペプチドである低分子量プロタミンによるsiRNAの全身性送達

The systemic delivery of siRNAs by a cell penetrating peptide, low molecular weight protamine
著者 (10件):
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巻: 31  号:ページ: 1429-1443  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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標的遺伝子の特異的なダウンレギュレーションに使用する小型干渉RNA(siRNA)は広い臨床応用のための新規クラスの魅力的な薬物としてかなりの興味が集まっている。しかし,これらのsiRNAにより保持される多価陰イオン性荷電は,細胞取込みを制限し,結果として遺伝子制御に対する効果を限定する。ここでは,癌の治療のための低分子量プロタミン(LMWP)と名付けられた天然プロタミン由来の細胞透過性ペプチドを含むペプチド/siRNA複合体を記述する。蛍光標識siRNAは癌性細胞とのLMWP/siRNA複合体のインキュベーションの直後,細胞質においてペプチドと共に局在した。LMWPを用いて達成されたsiRNAの細胞取込み増加は,モデル蛋白質であるルシフェラーゼ,そして治療癌標的である血管内皮増殖因子(VEGF)発現の有意なダウンレギュレーションの結果となった。腫瘍保持マウスでのin vivo研究は,ペプチドはsiRNAを保持可能で,腫瘍内部に局在させ,ペプチド複合体の全身性応用を通じてVEGFの発現を阻害し,それによって腫瘍増殖を抑制した。加えて,インターフェロン(IFN)-αおよびインターロイキン(IL)-12を含む炎症性サイトカインの血清レベルの検出可能な増加を,LMWP/siRNA複合体処理下で認めず,LMWP/siRNAの全身性送達が測定可能な免疫刺激効果を誘導しないことを示した。LMWPベースの全身性送達法は,癌および他の疾患の治療のための治療的siRNAの効果を最大化するための信頼性で安全なアプローチでありえる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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生物薬剤学(基礎) 
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