文献

J-GLOBAL ID：201002215448986550   整理番号：10A0333837

Euの原子価変化とSr₂MgSi₂O₇:Eu,Dyの発光特性に対する影響

Valence-Change of Eu and Its Effects on the Luminescent Properties of Sr₂MgSi₂O₇:Eu,Dy

著者 (3件)： CHEN Xuehua (Guangdong Univ. Technol., Guangzhou, CHN) ,  HU Yihua (Guangdong Univ. Technol., Guangzhou, CHN) ,  WANG Yinhai (Guangdong Univ. Technol., Guangzhou, CHN)
資料名： Journal of Nanoscience and Nanotechnology  (Journal of Nanoscience and Nanotechnology)
巻： 10  号： 3  ページ： 1865-1870  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： W1351A  ISSN： 1533-4880  CODEN： JNNOAR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 長残光蛍光体Sr₂MgSi₂O₇:Eu,Dyを酸化雰囲気中の高温固体反応によって作製し,還元雰囲気に続いて酸化雰囲気,さらに還元雰囲気下で順次処理した。粉末X線回折(XRD)によって結晶構造を調べた。Sr_1.97MgSi₂O₇のホストマトリックス中のEuイオンのレドックス過程を調べた。共ドープ下EuとDyがセル体積の収縮を誘起していることが示唆された。Eu³⁺イオンが2つの異なったサイトを占有し,離散的な線スペクトルを発光している。しかしながらEu³⁺イオンは~466nmにピークを有する幅広のスペクトルを放出しており,EuイオンがSr₂MgSi₂O₇ホストマトリックス中のDy³⁺イオンと一緒にドープされると,長時間にわたる高輝度持続性を示すことになる。この際,Dy³⁺イオンはトラップ中心のほかに,蛍光体中の発光中心としても振る舞うことが明らかになった。

シソーラス用語： *ケイ酸塩 ,  マグネシウム化合物 ,  *蛍光体 ,  *固相合成 ,  還元 ,  酸化 ,  *逐次反応 ,  *ドーピング ,  ユウロピウム ,  ジスプロシウム ,  原子価 ,  *光ルミネセンス ,  X線回折 ,  *消光

分類 (1件)： 無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

タイトルに関連する用語 (4件)： Eu ,  原子価 ,  Dy ,  発光特性