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J-GLOBAL ID：201002215612511801   整理番号：10A0256276

CFRP格子筋を用いて上面増厚補強したRC床版の疲労特性

FATIGUE RESISTANCE OF REINFORCEMENT BY CONCRETE OVERLAY OF RC SLABS USING CFRP GRID

著者 (4件)： 高野真希子 (日本大 生産工) ,  阿部忠 (日本大 生産工) ,  木田哲量 (日本大 生産工) ,  小森篤也 (日鉄コンポジット)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 63  ページ： 530-537  発行年： 2010年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： RC床版の上面に接着剤を塗りCFRP格子筋を置いて,繊維補強コンクリートを増厚補強した場合の疲労強度の補強について検討した。RC床版のみの等価走行回数に比して,SFRCのみを増し厚補強した場合は10倍,CFRP格子筋とSFRCの場合は28倍となった。さらに接着剤を塗布した場合は47倍となった。破壊は全て押抜きせん断破壊であった。どの試験体も,たわみが1/400を越えると劣化が著しくなった。1/400以下のたわみでは鉄筋の歪が弾性限度以内であった。

シソーラス用語： 鉄筋コンクリート構造 ,  *橋床版 ,  *繊維強化コンクリート ,  繊維強化プラスチック ,  *補強筋 ,  *板厚 ,  増加 ,  *疲れ強さ ,  繰返し荷重 ,  移動荷重 ,  等価変換 ,  SN曲線 ,  接着剤 ,  破壊モード ,  剪断破壊 ,  たわみ ,  弾性 ,  歪 ,  補強

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X)

引用文献 (13件)：

• 西川和廣: SFRCによる鋼床版舗装-鋼とコンクリートの新しい関係-、橋梁と基礎、pp. 84-87(2005)
• 山田健太郎: 重交通下における鋼床版の疲労損傷、土木学会第10回鋼構造と橋梁に関するシンポジウム (2007)
• 三田村浩、安達優、石川博之: 積雪寒冷地における既設道路橋床版の余寿命予測式の検討、寒地土木研究所月報No.651(2007)
• 三田村浩ほか: 道路橋RC床版上面の凍害劣化と疲労寿命への影響、構造工学論文集Vol.55A、pp. 1420-1431(2009)
• 小野貴之ほか: 積雪寒冷地におけるRC床版の疲労耐久性向上について、構造工学論文集Vol.55A、pp. 1432-1441(2009)

タイトルに関連する用語 (6件)： CFRP ,  格子 ,  厚 ,  補強 ,  RC床版 ,  疲労特性