文献
J-GLOBAL ID:201002215632087550   整理番号:10A0319316

鋼の包晶反応間の熱亀裂生成

Hot crack formation during peritectic reaction in steels
著者 (3件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 63-72  発行年: 2010年 
JST資料番号: C0314B  ISSN: 0301-9233  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
文献に依ると包晶反応は通常の拡散律速経路か,もしくは無拡散変態プロセス経路,の二つの異なる経路のいずれかにおいて起こることを示している。変態プロセス経路はクラックに対しより敏感なプロセスとなるというのが仮説である。この仮説とは,この反応は拡散律速反応よりもはるかに速く,そして材料が非常にクラックセンシティブである温度において,凝固プロセス末期に起きるという事実に基づいている。この仮説を立証するための実験をアドバイスすることは困難であるが,本研究においてこの仮説を立証するための新しい実験方法を開発した。研究はFe-Cu二元合金,高速度鋼4HS64,低合金鋼22378,および22001で実施された。実験はミラー炉を組み合わせたMTS引張試験機を用いて行われた。試料Fe-Cu合金試料は直径4mm,他の合金試料は直径8mmである。それぞれ軸方向中心に1.5mmの孔を開けてサーモカップルを挿入した。凝固過程の試料温度ならびに力の変化を測定した。幾つかの包晶鋼の凝固中に観察された引張力の増加は凝固収縮に起因するものと考えられた。液相線/固相線間温度にて起きる引張力の急激な低下は包晶変態に随伴する体積変化に起因するクラック生成に依って引き起こされる。ミクロ偏析の検討は包晶反応が拡散律速かあるいは無拡散(ショートレンジ拡散)変態として起きたことを示した。無拡散変態における収縮引張力は拡散律速の反応に比してより高い率で変化した。なお,収縮力測定は無拡散変態の場合により大きな低下を示した。Fe-CおよびFe-Ni系に関する包晶反応速度の理論的計算は大きい冷却速度ほど包晶変態速度が大きく,クラック生成の確率が高いことを示している。また,計算が示すところによると,一次析出フェライトの割合が大きい合金ほど大きい変態速度を示した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
変態組織,加工組織  ,  金属相変態 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る