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J-GLOBAL ID：201002215740988319   整理番号：10A0639890

クロラミン類生成に関する新たな知見と浄水処理での低減化への適用

New findings on production of chloramines and application to water treatment for reduction of chloramines

著者 (4件)： 田中利昭 (東京都 水道局 水質セ) ,  増子敦 (東京都 水道局) ,  尾崎勝 (東京都 水道局) ,  佐藤親房 (東京都 水道局 水質セ)
資料名： 水道協会雑誌  (Journal of Japan Water Works Association)
巻： 79  号： 6  ページ： 2-12  発行年： 2010年06月01日 
JST資料番号： G0025A  ISSN： 0371-0785  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 塩化アンモニウムを添加した純水に,リン酸緩衝液を加えてpHを調整し,注入比の異なる塩素を添加したとき生成するクロラミン類濃度の経時変化を測定した。クロラミン類の生成・分解反応は複合反応であり,pH及びアンモニアと塩素との比が大きく関与していた。また,ジクロラミンの分解は次亜塩素酸を遊離しない反応も考慮することが必要であることがわかった。生成したトリクロラミンは比較的安定であった。更に,二段階塩素注入はトリクロラミンの生成抑制に有効であるが,生成を完全に抑制することはできないことがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *クロラミン ,  *塩素 ,  *アンモニア ,  塩素処理 ,  複合反応 ,  加水分解 ,  用水処理 ,  飲用水 ,  pH依存性 ,  ジクロラミン ,  ハロゲノアミン ,  塩化物 ,  *pH【水素イオン指数】
準シソーラス用語： 塩素注入比 ,  二段階塩素処理 ,  *カルキ臭 ,  浄水処理 ,  トリクロラミン

分類 (1件)： 用水の化学的処理  (SC02040E)

物質索引 (1件)： モノクロラミン

引用文献 (7件)：

• 寺嶋勝彦. 原水中含窒素有機化合物の塩素処理に関する調査 (その1). 大阪市水道局水質試験所調査研究ならびに試験成績. 1995, 38-42
• 鍋田好雄. カルキ臭の原因物質と低減化. 水道協会雑誌. 1997, 751, 16-23
• 東京都水道局. 「安全でおいしい水プロジェクト」オフィシャルサイト
• AWWA. Standard Methods. 1998, "4-60"-"4-64"
• 藤田賢二. 新しい水道の常識. 1995, 68

タイトルに関連する用語 (3件)： クロラミン類 ,  浄水処理 ,  低減化