抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は椅子の構成部材を通してマッキントッシュのデザインの変遷と本質を明らかにするため,文献から椅子の総体寸法・形状,構成部材の各寸法,形状を抽出調査し,そのデータの実測を行いて比較研究した。その結果,彼の椅子デザインにおける特徴は下記の4つの時期に大別できた。1) 伝統的形態を根底に,前面や背面などをデザイン処理し,透かし彫り等を施した時期:1894年頃から1900年頃。2)アール・ヌーボー的ともいえる曲線や花,ステンドグラスなどをモチーフに取り入れた白い椅子が主流の時期:1900年頃から1903年頃。3)格子,正方形や垂直線がモチーフとなる幾何学的構成の時期:1901年頃から1905年頃。4)幾何学的構成と合わせて,装飾が一体化し,色彩が豊かになりアール・デコ的傾向が強まる時期:1906年以降。