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J-GLOBAL ID:201002215895127085   整理番号:10A0851408

逆代謝工学により,Saccharomyces cerevisiaeの改善アルコール耐性を引き出す遺伝子標的の同定

Identification of gene targets eliciting improved alcohol tolerance in Saccharomyces cerevisiae through inverse metabolic engineering
著者 (9件):
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巻: 149  号: 1-2  ページ: 52-59  発行年: 2010年08月20日 
JST資料番号: A0456C  ISSN: 0168-1656  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Saccharomyces cerevisiaeを用いて,再生可能バイオマスから生物燃料を経済的に生成するためには,高濃度の糖とアルコールに対する耐性が必要である。逆転写工学を用いて,S.cerevisiaeのアルコール耐性を改善する内因性遺伝子標的を同定した。S.cerevisiaeゲノムライブラリーを用いた形質転換後に,耐性改善を示す形質転写体をイソブタノール(1%)存在下の連続継代培養により濃縮した。選択形質転換体から分離したプラスミドの配列分析により,イソブタノールとエタノール,両者に対する耐性改善を引き出す過剰発現標的である,S.cerevisiaeの4種類の内因性遺伝子を同定した。INO1,DOG1,HAL1または切断型MSN2の過剰発現が,高濃度イソブタノールとエタノールに対する耐性の著しい増加をもたらした。INO1の過剰発現は最高のエタノール耐性を引き出して,高グルコース濃度で実施した発酵実験において高力価と高容量生産性をもたらした。さらに,INO1過剰発現菌株は,高量グルコース(10%)とエタノール(5%)条件下で比増殖速度をコントロール菌株に比べて3倍に増大した。酵母のアルコール耐性は,多くの遺伝子の同時相互作用により影響を受ける複雑な形質であるが,ゲノムライブラリーを用いたこれらの結果はアルコール耐性表現型の基盤となる代謝経路のより良い理解と可能工学のための潜在的標的遺伝子を明らかにした。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物代謝産物の生産  ,  遺伝子操作  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 

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