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J-GLOBAL ID：201002215953932880   整理番号：10A0456348

アルミニウムに対するDLC膜のトライボロジー特性とドライしごき加工用DLCコーティッド金型の寿命

Tribological Properties of DLC Films Against Aluminum and Life of DLC Coated Die for Ironing Under Dry Condition

著者 (5件)： 村木正芳 (湘南工科大 大学院工学研究科) ,  藤邨克之 (湘南工科大 大学院工学研究科) ,  片岡征二 (湘南工科大 大学院工学研究科) ,  竹内貞雄 (日本工大 大学院工学研究科) ,  寺山暢之 (神港精機)
資料名： 日本機械学会論文集 C編  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C)
巻： 76  号： 764  ページ： 960-967  発行年： 2010年04月25日 
JST資料番号： F0045B  ISSN： 0387-5024  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自己放電型DCパルスプラズマCVD装置によって成膜したDLC膜の,ドライ条件下におけるアルミニウムしごき加工金型への適用性について検討した。その結果原料ガスにメタンおよびアセチレンを用いた場合,いずれも,深穴内面に対して均一な厚膜を形成するとともに,DLC膜は深穴金型として十分な硬さとスクラッチ力を有していた。トライボロジー特性において,すべり初期ではメタン由来のDLC膜の方がアセチレン由来のDLC膜に比べて高かった。一方,繰り返し摩擦後,メタン由来のDLC膜の硬さは大きくなった。アルミニウムカップのしごき加工試験による金型寿命を評価した結果,メタン由来のDLC膜付ダイスが最も長かった。DLC膜の高硬度と,繰り返し摩擦に基づくさらなる硬度上昇が耐摩耗性を向上したためと推察される。(著者抄録)

シソーラス用語： *トライボロジー ,  *DLC膜 ,  アルミニウム ,  しごき加工 ,  加工 ,  表面処理 ,  特性 ,  寿命
準シソーラス用語： ドライ加工 ,  摩擦特性 ,  金型寿命

分類 (1件)： 潤滑一般  (QB02010S)

引用文献 (15件)：

• 1) KATAOKA S. Tools for Dry Press Working. Journal of Japan Society for Technology of Plasticity. (2006) vol.47, no.546, p.569-573.
• 2) SONOBE M. Application of DLC Coatings to Cutting Tools. Nachi-Business News. (2003) vol.1, no.A1, p.1-6.
• 3) MIYAKE S. Deposition Technology and Application of DLC and Diamond Films. Journal of the Japan Society Tribologists. (2007) vol.52, no.1, p.34-39.
• 4) SUZUKI M. Tribological Properties of DLC Films Prepared from Different Raw Materials. Journal of the Surface Science Society of Japan. (2004) vol.25, no.4, p.232-237.
• 5) SEKIGUCHI T. Dry Cutting with Use of DLC Tool. Journal of the Japan Society of Mechanical Engineers. (2001) vol.104, no.995, p.710.

タイトルに関連する用語 (7件)： アルミニウム ,  DLC膜 ,  トライボロジー特性 ,  しごき加工 ,  DLC ,  金型 ,  寿命