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J-GLOBAL ID:201002215975312142   整理番号:10A0857021

排水不良転換畑における畝立栽培およびシグモイド型被覆尿素肥料施用によるダイズの窒素集積量増加とちりめんじわ粒発生率軽減効果

Effect of sigmoidal releasing-type coated urea fertilizer and ridge tillage on nitrogen accumulation and rate of side-wrinkled seeds in soybean cultivated in rotated paddy fields under poor drainage conditions
著者 (11件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 360-366  発行年: 2010年08月05日 
JST資料番号: G0156A  ISSN: 0029-0610  CODEN: NIDHAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,新潟県を含む北陸地域ではしわ粒による転作ダイズの品質低下が大きな問題となっており,等級格付け低下の主要因となっている。ダイズの窒素栄養と関連が深いと推定される「ちりめんじわ」を対象に,シグモイド型被覆尿素肥料の基肥または追肥施用および畝立播種栽培がちりめんじわ粒の発生率とダイズの窒素栄養状態に及ぼす効果を調査した。その結果,1)畝立播種試験処理区は,慣行平畝区,畝立のみ行う畝立播種区,畝立播種時にシグモイド型被覆尿素肥料(CUS)の120日タイプを60kg-N・ha-1施用した畝立+CUS120基肥区および培土期にCUSの60日タイプを60kg-N・ha-1施用した畝立+CUS60追肥区を設け,子実収量は,平畝栽培の慣行区(3490kg・ha-1)に比べ,畝立播種区(3860kg・ha-1)畝立+CUS60追肥区(4230kg・ha-1)及び畝立+CUS120基肥区(4150kg・ha-1)と増加傾向が認められ,R7期(成熟始期)における地上部窒素集積量は,慣行区に対して畝立播種区は約22%と有意に増加し,さらにCUS60追肥区で69%,CUS120基肥区では92%と顕著に増加し,畦立て播種を行うことで,ちりめんじわ粒発生率が大幅に減少する,2)気象条件が同一と思われる長岡市内の慣行平畝栽培3圃場(川袋,雁島,長倉)においてCUS120基肥区およびCUS60追肥区を設置し,窒素集積量とちりめんじわ粒発生率の調査では,慣行区の生育が良く地上部窒素集積量が高い川袋,雁島圃場ではちりめんじわ粒発生率が低く,地上部窒素集積量が少ない長倉圃場ではちりめんじわ粒発生率が高く,地上部窒素集積量に対するCUSの施用効果が大きく,ちりめんじわ粒発生率も減少し,長倉圃場では,CUS施用により窒素固定が促進される,3)上記畝立圃場試験および平畝圃場試験におけるR3期およびR7期の地上部窒素集積量または地上部乾物重とちりめんじわ粒発生率との間に有意な負の相関が認められる,4)以上より,ちりめんじわ粒の発生軽減には,排水不良の転換畑では湿害回避のため畝立同時播種栽培導入による開花期までの窒素集積量,生育量の確保とCUSの基肥または追肥施用が効果的である,ことが分かった。
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分類 (3件):
分類
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豆類  ,  施肥法・肥効  ,  植物栄養 

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