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J-GLOBAL ID：201002216004922668   整理番号：10A1163287

鉄製文化遺産工芸品の大気腐食に関係する不安定相のその場構造キャラクタリゼーション

In situ structural characterisation of non-stable phases involved in atmospheric corrosion of ferrous heritage artefacts

著者 (9件)： BURGER E. (CEA, Gif Sur Yvette, FRA) ,  LEGRAND L. (Univ. Evry, Evry, FRA) ,  NEFF D. (CEA, Gif Sur Yvette, FRA) ,  FAIZ H. (CEA, Gif Sur Yvette, FRA) ,  FAIZ H. (Nancy-Univ., Nancy, FRA) ,  PERRIN S. (CEA, Gif Sur Yvette, FRA) ,  L’HOSTIS V. (CEA, Gif Sur Yvette, FRA) ,  DILLMANN P. (CEA, Gif Sur Yvette, FRA) ,  DILLMANN P. (IRAMAT, Gif Sur Yvette, FRA)
資料名： Corrosion Engineering, Science and Technology  (Corrosion Engineering, Science and Technology)
巻： 45  号： 5  ページ： 395-399  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： B0684A  ISSN： 1478-422X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 長期間大気環境または水硬性バインダ環境にさらされた鉄製工芸品は,その表面にさび層を生成する。さび層の主な成分はゲーサイト(α-FeOOH)であるが,その中に反応性のオキシ酸化鉄相がまだら模様になって含まれている。この不安定相は,マグヘマイト(γ-Fe₂O₃),フェリハイドライト(Fe₅HO₈・4H₂O),フェロキシハイト(δ-FeOOH),マグネタイト(Fe₃O₄)などである。下地の鉄にマグヘマイトが接触している場合に,マグヘマイトの還元/再酸化反応が起こりうることを実験的に検証した。NaClおよびpH緩衝剤を含み,酸素を除去したNaOH溶液において20wt%マグヘマイト-80wt%グラファイト混合ペレットの定電流還元を行うと共に,その場マイクロラマンスペクトロスコピーを用いて中間生成物の還元過程のラマンスペクトルを測定した。マグヘマイトの還元によりマグネタイトが生成することにより,下地鉄の溶解が促進され,更に,このマグネタイトがマグヘマイトへ酸化される局部メカニズムを提案した。

シソーラス用語： *資産 ,  工芸品 ,  *鉄 ,  *大気腐食 ,  *さび ,  針鉄鉱 ,  相安定性 ,  不安定性 ,  マグヘマイト ,  酸化還元反応 ,  腐食機構 ,  電気化学反応 ,  その場観察 ,  構造解析 ,  顕微Raman分光法
準シソーラス用語： *文化遺産

分類 (1件)： 腐食  (WB03030B)

タイトルに関連する用語 (4件)： 文化遺産 ,  工芸品 ,  大気腐食 ,  キャラクタリゼーション