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J-GLOBAL ID:201002216069554445   整理番号:10A0390732

マングローブの落ち葉と浮遊Sargassum群落に由来する発色団含有溶存有機物の光漂白動力学

Photobleaching kinetics of chromophoric dissolved organic matter derived from mangrove leaf litter and floating Sargassum colonies
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巻: 119  号: 1-4  ページ: 162-171  発行年: 2010年04月20日 
JST資料番号: B0842A  ISSN: 0304-4203  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Rhizophora mangle(赤マングローブ)落ち葉と浮遊Sargassum群集に由来する発色団含有溶存有機物(CDOM)について,これらの海洋植物がそれぞれ沿岸と開放海のCDOMプールに重要な貢献を有することから,光反応性を調べた。マングローブとSargassumのCDOMは,シミュレートした太陽光照射(CPSサンテスト・ソーラー・シミュレータ暴露)に曝したとき,容易に分解した。褐色のマングローブの葉(実在する老化を代表する)から生成したCDOMは,黄色とオレンジ(初期と中期の老化)の葉(a<sub>305</sub>t<sub>1/2</sub>約60~90時間)から生成したCDOMより短い光漂白半減期を示した。マングローブCDOMの光漂白速度は,UVB(a<sub>350</sub>)スペクトル領域より中UVA(a<sub>350</sub>)で高かった。SargassumのCDOMの光漂白半減期は,ほとんど<40時間であり,UVB(a<sub>350</sub>)とUVB(a<sub>350</sub>)の波長を横切って非常に一致していた。SargassumのCDOMは,シミュレートした太陽光照射の際に光無機化し,2500nmol/ml・hをしのぐ速度でDICを生成し,この植物の大濃度を有する海上領域が大気圏への大きいCO<sub>2</sub>源を与える可能性があることを示す。SargassumのCDOM光反応はまた,陸生CDOMより効果的にまた開放海洋での環境CDOMよりずっと効果的にCOを生成した。このように,CDOMの生物学的生産は,開放海洋でのSargassumと他の供給源からのDICの光生産に対する速度制限ステップである可能性がある。フロリダ・キース沿岸水でのCDOM光漂白の試験によると,一か月の夏季太陽光照射は,特に遠海礁区域沿いの浅い水中(<4m)のサンゴへのUVBとUVAの曝露を実体的に増加させる。しかし,著者らの結果によるとまた,環境CDOMレベルが高いとき,サンゴは,CDOM光漂白延長の期間後でさえも,紫外線(UV-R)曝露の増加に対して十分に緩衝する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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水圏・生物圏の地球化学 

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