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J-GLOBAL ID：201002216132616154   整理番号：10A0580649

エレクトロスプレー質量分析を用いたヒトメタロチオネインに対するビスマスの結合研究

Bismuth binding studies to the human metallothionein using electrospray mass spectrometry

著者 (3件)： NGU Thanh T. (Dep. of Chemistry, The Univ. of Western Ontario, London, Ontario, Canada N6A 5B7) ,  KRECISZ Sandra (Dep. of Chemistry, The Univ. of Western Ontario, London, Ontario, Canada N6A 5B7) ,  STILLMAN Martin J. (Dep. of Chemistry, The Univ. of Western Ontario, London, Ontario, Canada N6A 5B7)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 396  号： 2  ページ： 206-212  発行年： 2010年05月28日 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ビスマス化合物は胃の不快を治療し,癌治療の毒性副作用を防止するために現在用いられている。硫黄化合物へのビスマスの結合親和性が報告されており,そのような標的生体分子の一つが高システイン金属タンパク質であるメタロチオネインである。哺乳類の腎臓メタロチオネインはBi塩により誘導され,腎臓MTにBi³⁺が結合することが示されている。しかし,2-ドメインβα哺乳類タンパク質と個々のβおよびαドメイン断片の正確な金属とメタロチオネインの化学量論比は知られていないままである。ここで我々は,個々のドメイン断片と2-ドメインタンパク質全体の最大の金属対MTの化学量論は,それぞれBi₃-S₉-βhMT,Bi₄-S₁₁-αhMT,そしてBi₇-S₂₀-βαhMTであることを報告する。エレクトロスプレー質量分析法のデータも,Bi³⁺によるアポMTの滴定の間の部分的にメタル化したBi含有MT種の存在を明白に示す。このことはMT種の存在に対するBiのメタル化が非協調的に起こることを立証する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  *メタロチオネイン ,  *ビスマス ,  分子間相互作用 ,  化学量論 ,  金属酵素 ,  配座転移 ,  クラスタ形成 ,  電荷分布
準シソーラス用語： 電子スプレイイオン化質量分析 ,  立体配座変化

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  生物物理的研究法  (EA03020V)

タイトルに関連する用語 (3件)： エレクトロスプレー質量分析 ,  ビスマス ,  研究