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J-GLOBAL ID：201002216199698481   整理番号：10A0886689

最新の土壌・地下水浄化技術 1)微細気泡を利用した原位置浄化技術の検討

著者 (2件)： 稲田ゆかり (清水建設) ,  藤城春雄 (清水建設)
資料名： 環境浄化技術  (Environmental Solution Technology)
巻： 9  号： 9  ページ： 9-13  発行年： 2010年09月01日 
JST資料番号： L4697A  ISSN： 1347-9970  CODEN： KJGAAZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 清水建設は原位置浄化措置として,ベンゼンや油類を低コストで短期間に浄化することが可能な「微細気泡を利用した好気性バイオ処理法(バイオバブルクリーン法)」の効果を確認するために実施した実験の結果について報告した。バイオバブルクリーン法の特徴は,1)微細気泡(加圧溶解式発生装置による直径50~1μm程度のマイクロ,ナノバブル)の特性によって地上部へのガス揮散がほとんどなく,ガス回収設備が最小/不要である。2)土壌に注入された微細気泡水が土壌全体に拡散されるため,均一な浄化が可能になる。3)酸素を多量に供給できるため,早期に好気性雰囲気が形成され,短期間での浄化ができる。微細気泡の特徴および製造原理,溶存酸素濃度の検討,微細気泡によるトルエン分解効果について説明した。その結果,1)微細気泡の製造原理によって溶存酸素濃度に差異ができる。2)微細気泡水の方が曝気水に比較して溶存酸素を多量に含有している。3)好気性微生物分解に対して,微細気泡水の適用は可能であり,微細気泡水の方が曝気水に比較して効果が高いことが分かった。

シソーラス用語： *土壌浄化 ,  揮発性有機化合物 ,  油 ,  除去 ,  好気性 ,  微生物分解 ,  *バイオレメディエーション ,  気泡 ,  ナノ構造 ,  均一性 ,  拡散 ,  溶存酸素 ,  酸素エアレーション ,  汚染防止 ,  地下水 ,  *浄化 ,  アルキルベンゼン ,  芳香族炭化水素 ,  *原位置浄化 ,  地下水浄化 ,  *微小気泡 ,  *廃棄物処理 ,  *処理 ,  *生物学的廃棄物処理
準シソーラス用語： *微細気泡

分類 (4件)： その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  土壌汚染  (FB04100T) ,  水質汚濁一般  (SB02010U) ,  用水の生物学的処理  (SC02050P)

物質索引 (2件)： トルエン ,  ベンゼン

タイトルに関連する用語 (4件)： 土壌 ,  地下水浄化 ,  微細気泡 ,  原位置浄化