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J-GLOBAL ID：201002216500288669   整理番号：10A0366509

参加型ネットワークの持続的提供における優先度概念の有効性

Business Models in Participatory Networks with the Concept of Priority

著者 (2件)： 藤井資子 (慶応大 SFC研) ,  藤井資子 (中央大 総合政策)
資料名： 情報通信学会誌  (Journal of Information & Communication Research)
巻： 27  号： 4  ページ： 59-73  発行年： 2010年03月25日 
JST資料番号： L6539A  ISSN： 0289-4513  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,参加型ネットワークのビジネスモデルとして,持続的なブロードバンドインターネット環境の構築・維持を目的とした優先度概念の利用方法を提案し,その有効性を検証した。ブロードバンドインターネットにおける多様な主体による競争的なサービス提供は,サービスの多様化,料金の低廉化をもたらし,ユーザによる価値創造を促進した。その一方で,多様なサービス,低廉な料金という参加を促す誘因が,ユーザサイドには混雑による情報受発信インセンティブの低下,サプライサイドにはネットワーク維持・増強費用問題として現れ,参加を阻害する要因にもなっている。この矛盾を解消し,有限な帯域を多人数で満足度高く使いながら投資回収を実現するための方法を考察した。オープン・アクセスな地域WiMAXを想定して3種類の優先度(高・中・低)で試算を行い,優先度は参加型ネットワークを構築・維持するうえで,有効なコストシェア基準になりうるという結果を得た。(著者抄録)

シソーラス用語： *インターネット ,  事業 ,  *広帯域 ,  *優先度 ,  情報サービス ,  *情報流通 ,  マイクロ波通信 ,  *投資計画 ,  資本回収法 ,  アクセシビリティ ,  付加価値 ,  料金 ,  有効性
準シソーラス用語： *ビジネスモデル ,  WiMAX ,  オープンアクセス ,  価値創造

分類 (2件)： 計算機網  (JC03000K) ,  利益管理  (KA05030A)

引用文献 (44件)：

• 井上友二. そこが知りたい最新技術 NGN入門. 2007
• 植草益. 公的規制の経済学. 2000
• 奥野正寛編著. 日本の電気通信. 1993
• 北久一. 公益企業論. 1974
• 北口善明. ORF2006内におけるモバイルIP Talk を利用した際に得られた知見および所感の報告. 2006

タイトルに関連する用語 (4件)： 参加 ,  優先度 ,  概念 ,  有効性