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J-GLOBAL ID:201002216521798020   整理番号:10A0556680

ノスリ(Buteo buteo)由来のvanA保有Enterococcusでの抗生物質耐性と病原性因子のMLSTと遺伝的研究

MLST and a genetic study of antibiotic resistance and virulence factors in vanA-containing Enterococcus from buzzards (Buteo buteo)
著者 (14件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 537-541  発行年: 2010年05月 
JST資料番号: C0081C  ISSN: 0266-8254  CODEN: LAMIE7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)は様々な抗生物質に耐性を示すため,臨床上問題となっている。このEnterococcus属細菌は動物の糞便中の常在菌であるため,ノリスButeo buteoの糞便中にVREが存在するかどうかを調べた。33サンプルの中,2サンプルからvanAを保有するEnterococcus faeciumとEnterococcus duransが,1サンプルからvanA保有E.duransが検出された。また,別の9サンプルから自然耐性のvanC1を保有するEnterococcus gallinarumが検出された。全てのvanA保有株はtet(M)と/またはtet(I)によるテトラサイクリン耐性とerm(B)によるエリスロマイシン耐性を示した。また,vat(E)と/またはvat(D)によるキヌプリスチン/ダルホプリスチン耐性,cat(A)によるクロラムフェニコール耐性,aph(3′)-IIIaによるカナマイシン耐性を示す株も存在した。多座位配列タイピング(MLST)解析でvanA保有E.faeciumの2株はST273とST5であることが判り,ST5株はhyl,gelE,cylA,cylLとcylMとゲラチナーゼ活性を有していた。これらの結果はノスリがVREを保菌していることを明らかにした。
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分類 (1件):
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