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J-GLOBAL ID：201002216697560535   整理番号：10A0522762

カルボアニオンとN及びO原子との気相反応へのスピン効果の影響

The Influence of Spin Effects on the Gas Phase Reactions of Carbanions with N and O Atoms

著者 (6件)： YANG Zhibo (Univ. Colorado, Colorado) ,  EICHELBERGER Brian (Univ. Colorado, Colorado) ,  MARTINEZ Oscar, Jr. (Univ. Colorado, Colorado) ,  STEPANOVIC Momir (Univ. Colorado, Colorado) ,  SNOW Theodore P. (Univ. Colorado, Colorado) ,  BIERBAUM Veronica M. (Univ. Colorado, Colorado)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 16  ページ： 5812-5819  発行年： 2010年04月28日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 星間空間での化学反応に注目し,分子アニオンと単原子との気相反応について,ニトリルアニオンとNまたはO原子との反応の生成物の特性化,最適化構造,ポテンシャルエネルギー面,反応座標などの量子化学計算(ab initio法;MP2近似)により検討した。CH₂CN^-,MeCHCN^-,Me₂CCN^-とO(またはN)との反応では,反応速度はO原子との方がN原子との反応よりも大きく,N原子との反応がスピン禁制経路により進行するのに対し,O原子との反応はスピン許容経路により進行することと対応する。反応の微視的,経路的な様相(いずれも複数の反応経路が可能)を比較考察し,カルボアニオンと単原子との反応(主生成物;CN^-)では,速度論的な特性はスピン許容(無障壁)経路が存在するか否か(スピン効果の影響)により決まるものと推論した。

シソーラス用語： *カルバニオン ,  *酸素 ,  *窒素 ,  *気相反応 ,  *スピン整列 ,  ニトリル ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  反応座標 ,  ab initio法 ,  反応速度 ,  反応経路 ,  速度論
準シソーラス用語： *カルボアニオン ,  *スピン配向

分類 (2件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  化学平衡一般  (CB04010S)

タイトルに関連する用語 (4件)： カルボアニオン ,  O原子 ,  気相反応 ,  スピン