文献

J-GLOBAL ID：201002216712676081   整理番号：10A0356050

持続可能社会への化学工学の貢献 マイクロ空間を用いたニトロ化合物の生成と転換

著者 (1件)： 太田俊彦 (日油 武豊工場)
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 74  号： 4  ページ： 168-170  発行年： 2010年04月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ニトロ化反応プロセスは単純な発熱反応の制御だけではなく,耐酸設備やその運転の難しさなどさまざまな問題が内在している。その解決策はいずれもコストを押し上げる原因に直結するため「安価で魅力的な化合物が提案されない」→「マーケットが成長しない」の悪循環であった。ニトロ化反応プロセスをマイクロ空間でおこなうことでこの悪循環を断ち切るさまざまな努力をおこなっている。ニトロ化合物はさまざまな化合物の出発原料(中間体)でもあり,これらの方法をより積極的に取り入れることにより,有機工業製品全体の品質向上に寄与できるヒ思われる。とくに21世紀に入りさらなる環境負荷低減が化学産業に求められている情勢のなかで,これらの研究は必須であると同時にコストの低減にも有効なものでもある。

シソーラス用語： 社会 ,  *化学工学 ,  持続可能な開発 ,  空間 ,  *ニトロ化合物 ,  生産 ,  転化率 ,  *ニトロ化 ,  発熱反応 ,  反応制御 ,  *反応性 ,  *マイクロリアクタ ,  撹拌 ,  超臨界流体 ,  水
準シソーラス用語： 持続可能社会

分類 (2件)： 化学工学一般  (XA01000E) ,  反応操作(単位反応)  (XE01040I)

引用文献 (13件)：

• 木之下正彦. 医学のあゆみ. 1996, 81, 192-196
• 西田克次. 薬理と治療. 1988, 16, 2359-2363
• MITSCHERICH. E. Annln. Phys. Chem. 1834, 31, 625-631
• (社) 火薬学会編. エネルギー物質ハンドブック. 1999, 159-165
• 上林. 火薬学会2007年度秋期研究発表講演会講演要旨集. 2007, 32

タイトルに関連する用語 (4件)： 持続可能社会 ,  化学工学 ,  ニトロ化合物 ,  転換