抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フーリエ記述子とは,二次元平面上の曲線を表す点列そのものや特徴量を離散フーリエ変換したものである。曲線の大まかな形状はフーリエ記述子の低周波数成分に集約されるので,低次のフーリエ記述子のみを抽出することで曲線のデータ圧縮を実現したり,あるいは形状認識の特徴量として利用されている。しかしながら通常のフーリエ記述子は,データ点列の周期性を前提としているので,開曲線に適用した場合,始点と終点を結合するのに多くの高周波成分が必要となり,情報集約能力が落ちてしまう。本稿では,開曲線に対しても高い情報集約能力を持つ回転型フーリエ記述子について説明する。これは,元の開曲線にある回転子を乗じることで開曲線から閉曲線を生成し,それを離散フーリエ変換したものである。回転型フーリエ記述子を実データに適用したところ,開曲線のみならず閉曲線にも高い情報集約能力を示した。(著者抄録)