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J-GLOBAL ID:201002216917050908   整理番号:10A0109215

太陽光によるホルムアルデヒドの光触媒分解に用いるバナジア-チタニア薄膜

Vanadia-titania thin films for photocatalytic degradation of formaldehyde in sunlight
著者 (6件):
資料名:
巻: 374  号: 1-2  ページ: 103-109  発行年: 2010年02月01日 
JST資料番号: D0691C  ISSN: 0926-860X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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バナジウム及びチタン過酸化物ゲルを用いた単純なゾル-ゲル浸漬塗装により,基板に良好に接着したバナジア-チタニア薄膜をガラススライド,ガラス螺旋及びシリカラシヒリングなどの種々の基板上に沈着した。均一性に優れた粘性ゲルを得るためのチタニア中の最適バナジア濃度は0.5~4wt%であることが分かった。これ以上になると,バナジア粒子がゲルネットワークを乱し,ゼラチン状沈殿物が生成した。バナジア-チタニア薄膜をバルクゲルの乾燥粉末と共に,種々のキャラクタリゼーション法でキャラクタリゼーションを行った。紫外-可視分光光度計による光学的キャラクタリゼーションは光吸収波長の可視領域へのシフトを示し,これはバナジアのチタニア構造への組み込みに起因すると考えられる。XRDから,純粋チタニア及びバナジア含有量2%以下のチタニアではアナターゼ相が生成するが,高いバナジア含有量では主な相としてアナターゼと共にルチルが生成することが分かった。XRDは,バナジア含有量5%まではバナジア相のピークを示さず,バナジアのチタニア構造への組み込み,またはチタニア担体への非晶質バナジアの高度な分散を示した。純粋及びバナジアドーピングTiO2薄膜を太陽光下でのモデル汚染物質としてのメチレンブルーの分解に対する光触媒活性で評価した。TiO2中にV2O5をドーピングすると,メチレンブルー光分解速度は純粋TiO2に比べ,3~6.6倍増加した。4%V2O5-ドーピングTiO2薄膜で,最も高い分解速度が得られた。また,バナジアドーピングTiO2薄膜は太陽光下での水溶液からのホルムアルデヒドの光触媒分解に対して非常に活性であることが分かった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
光化学反応  ,  塩基,金属酸化物  ,  下水,廃水の化学的処理 

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