文献

J-GLOBAL ID：201002216925121849   整理番号：10A0533592

八代海における植物プランクトンの増殖に与える水温,塩分および光強度の影響

Effects of temperature, salinity and light irradiance on phytoplankton growth in the Yatsushiro Sea

著者 (6件)： 紫加田知幸 (熊本県立大学環境共生学部環境資源学科) ,  櫻田清成 (熊本県水産研究センター) ,  城本祐助 (熊本県立大学環境共生学部環境資源学科) ,  生地暢 (熊本県立大学環境共生学部環境資源学科) ,  吉田誠 (佐賀大学有明海総合研究プロジェクト) ,  大和田紘一 (熊本県立大学環境共生学部環境資源学科)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 76  号： 1  ページ： 34-45 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 室内において,八代海における主要な植物プランクトンの異なる水温,塩分および光強度条件下における増殖特性を調べ,現場において各種の動態とそれらの環境条件との関係を調査した。水温および塩分に対する増殖応答特性は種によって異なっていたが,増殖のために要求する光強度はいずれの種でも大差なく,ほとんどの供試生物の増殖速度は 80 μmol m^-2 s^-1 で飽和した。現場における季節的な種変遷パターンは水温および塩分の変化と,短期的な動態は水中光の強度の変化と同調していた。(著者抄録)

シソーラス用語： *植物プランクトン ,  水温 ,  塩分 ,  *赤潮 ,  *増殖 ,  Chattonella ,  珪藻類
準シソーラス用語： ラフィド藻 ,  *環境因子 ,  光強度 ,  八代海

分類 (2件)： プランクトン  (FH02050R) ,  微生物に対する影響  (EE04020O)

引用文献 (42件)：

• 吉村直晃. 2000年7月に発生した Cochlodinium polykrichoides 赤潮について. 熊本県水産研究センター研究報告. 2002, 5, 55-63
• 鶴田新生. 八代海における植物プランクトン群落の分布. 日水誌. 1986, 52, 1947-1955
• 鶴田新生. 八代海における浮遊珪藻 Skeletonema costatum (Grev.) Cleve の分布. 日水誌. 1987, 53, 141-144
• 鶴田新生. 八代海における浮遊珪藻 Skeletonema costatum (Grev.) Cleve の増殖に及ぼす栄養塩類の影響. 日水誌. 1987, 53, 145-149
• 吉田誠. 八代海の海況と植物プランクトンの動態. 月刊海洋. 2005, 37, 19-23

タイトルに関連する用語 (6件)： 八代海 ,  植物プランクトン ,  増殖 ,  水温 ,  塩分 ,  光強度