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J-GLOBAL ID:201002217266319314   整理番号:10A0660561

Eu-Dy共添加Sr4Al14O25蛍光体の長残光特性に及ぼす合成条件の影響

Effect of Condition of Preparation on Long-Lasting Afterglow Characteristics of Eu-Dy-Codoped Sr4Al14O25 Phosphor
著者 (4件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 413-417 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: F0385A  ISSN: 0514-5163  CODEN: ZARYA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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励起源遮断後も,発光が長時間継続する蛍光体は,長残光性蛍光体として夜間塗料等に利用されている。蛍光を持続させるために,トリチウムやプロメチウムといった放射性同位元素を励起源として蛍光体に添加して用いていたが,人体や環境への影響が懸念されるために,放射性物質を含まない安全な長残光特性を示すアルミン酸ストロンチウム系の高輝度長残光体蛍光体の開発・改良が注目されている。本研究では,ブルーグリーンの発光を示すSr4Al14O25:Eu2+,Dy3+蛍光体の光学的性質と合成条件の関係性の解明,および発光特性の改良を目的とした。SrCO3とAlO3を主原料とし,賦活剤としてEuO3を,助賦活剤としてDy2O3として,Sr4-x-yAl14O25:Eux,Dyy(X=0.04,y=0.06)となるように調合し,フラックスとしてH3BO4を添加し,焼成試料を作成し,粉末XRD測定,ESR測定,発光スペクトル測定,残光輝度測定,SEM観察を行って,評価し,以下のことが分かった;(1)フラックス添加量は,母結晶相または粒径に影響を与え,その結果,長残光特性には顕著な変化は認められなかったが,発光ピークの波長や強度に変化をもたらした。(2)ESR測定により,Ar中で冷却した試料のEu2+シグナル強度はH2中で冷却した試料と比較して弱く,Ar中の冷却過程でEu2+がEu3+に酸化されたと推定した。(3)H2中で冷却した試料の発光スペクトルは,Ar中で冷却した試料の発光スペクトルよりも強く,残光時間も長かったことから,発光強度を高め,残光時間も長くするためには,冷却過程でのH2還元が不可欠であった。
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分類 (1件):
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一般及び無機化合物の蛍光・りん光(分子) 
引用文献 (9件):
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