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J-GLOBAL ID：201002217444771153   整理番号：10A1114225

自転車への追突を想定した実車実験の解析

著者 (1件)： 加藤憲史郎 (科学警察研)
資料名： 月刊交通  (交通)
巻： 41  号： 10  ページ： 90-98  発行年： 2010年10月25日 
JST資料番号： L5033A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 交通事故死者数は平成12年から減少し続けているが,そのうちで自転車乗用中の死者数はあまり減少していない。今回は,自転車に成人男性ダミーを着座させ,自動車を追突させて,その様子を高速度ビデオカメラで撮影し解析した実験を紹介した。自転車は停止状態とし,自動車の衝突速度は21km/hと23km/hとし,衝突後に制動させた。挙動解析では,自転車後輪がバンパーに接触し,自転車の後泥よけがつぶされ,乗員ダミーは腰部をボンネット前端に,脚部をバンパーに接触させるなど克明に観察され,印象された痕跡との関係も解明できた。また,歩行者事故において速度推定するときに利用される実験式にあてはめてみると,衝突速度に近い値が求められた。この程度の速度でも,乗員ダミーは車両や路面に激しく衝突しているので,保護具着用の必要性を感じた。また,衝突地点に自転車のタイヤ痕は印象されやすく,事故再現のときに必要であるので,これを押さえておくことは大切である。

シソーラス用語： *自転車 ,  *追突 ,  自転車交通 ,  *衝突試験 ,  歩行者 ,  速度 ,  解析
準シソーラス用語： 挙動解析 ,  衝突速度

分類 (1件)： 自動車事故,交通安全  (TB01050G)

タイトルに関連する用語 (5件)： 自転車 ,  追突 ,  想定 ,  実験 ,  解析