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J-GLOBAL ID:201002217529451387   整理番号:10A0511875

天然のGABAB受容体は補助サブユニットファミリーをもつヘテロ多量体である

Native GABAB receptors are heteromultimers with a family of auxiliary subunits
著者 (22件):
資料名:
巻: 465  号: 7295  ページ: 231-235  発行年: 2010年05月13日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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GABAB受容体は,脳の主要な抑制性神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)に対するGタンパク質共役型受容体である。この受容体は,脳のほとんどすべてのニューロンで発現し,電位依存性カルシウム(Cav)チャネルと内向き整流性カリウム(Kir)チャネルの活性調節により,シナプス伝達とシグナル伝播を制御している。分子クローニングにより,機能を備えたGABAB受容体がGABAB1とGABAB2という2つの異なるサブユニットの集合から形成されることが明らかとなった。しかし,クローン化されたGABAB(1,2)受容体は,無傷GABAB受容体で観察される機能的多様性を再現できない。今回我々は,機能的プロテオミクスにより,脳のGABABがGABAB1,GABAB2とKCTD(potassium channel tetramerization domain-containing)タンパク質サブファミリーのメンバーからなる高分子量複合体であることを示す。KCTDタンパク質8,12,12b,16は脳での発現プロファイルがほかと異なっており,四量体としてGABAB2のカルボキシ末端と強固に会合している。この共集合は,GABAB(1,2)コア受容体の特性を変化させる。KCTDタンパク質はアゴニスト能を増強し,KCTDサブタイプに特異的な様式で作用開始を加速し脱感作を促進することにより,受容体のGタンパク質シグナル伝達を大きく変化させる。総合すると,今回の結果はKCTDタンパク質がGABAB受容体の補助サブユニットであり,受容体応答の薬理学学的性質と動態を決定していることを確証している。Copyright Nature Publishing Group 2010
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細胞膜の受容体 
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