抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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有機肥料散布に関する数多くのシナリオについて,可溶性リン(P)浸出を表すANIMOモデルを伴った予測シミュレーションを実行した。このシナリオは,家禽ユニットからの大量の敷き藁を使用する耕作農場での事例研究と同時に,酪農場におけるし尿貯蔵の’good’及び’bad’管理を含む。また,不十分な設計か又は部分的にブロックされた暗渠による不十分な圃場排水システムでの代替シナリオについても,ANIMOモデルとリンクした多層水文モデルのパラメータを調整することによってシミュレートした。その結果,非常に高水準の可溶性有機P浸出が,特に小さい土地区域にし尿堆肥が過剰に散布されたところでは認められた。ANIMOはこの可溶成分のみをシミュレートする故に,無機P浸出に関しては他のモデル(MACRO:コロイド輸送無機リンの浸出をもシミュレートできるモデル)を使って並行的シミュレーションを実行した。その結果,過剰なし尿堆肥量の散布による高水準の全無機P(コロイド成分も含めた)の浸出を示したが,有機P浸出については高水準ではなかった。可溶性成分は全無機Pの非常に小さな割合である傾向にあるが,この成分は不十分な排水システムでより高水準である(しかしコロイド無機リンの損失よりもまだ低い)。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.