抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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宇宙の大きさと進化を調べるために必要な「距離のはしご」。その1ステップとして,セファイド変光星が重要な役割を果たしている。セファイドと呼ばれる天体には,明るさの異なる2種類のグループが存在する。明るい「古典的セファイド」が天文学の中心的な話題として研究され続けてきた一方,暗い「II型セファイド」はあまり注目されてこなかった。その原因の一つには,個々の星がII型セファイドとして変光する期間が短く,そもそも観測で発見される個数が少ないこともあった。最近行われた大規模な観測では,多くのII型セファイドが新たに発見され,定量的な議論も可能になってきた。筆者らがこの数年行ってきた研究によって,距離指標としての基礎が確立され,この天体に対する研究は新たな段階を迎えようとしている。(著者抄録)