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J-GLOBAL ID：201002217891118343   整理番号：10A0283702

Al-TRIP鋼の残留オーステナイト安定化への新しいフェライトの役割

The Role of New Ferrite on Retained Austenite Stabilization in Al-TRIP Steels

著者 (4件)： GOMEZ Manuel (BAMPRI, Univ. of Pittsburgh) ,  GARCIA C. Isaac (Basic Metals Processing Res. Inst. (BAMPRI), Mechanical Engineering and Materials Sci. Dep., Univ. of Pittsburgh) ,  DEARDO Anthony J. (Basic Metals Processing Res. Inst. (BAMPRI), Mechanical Engineering and Materials Sci. Dep., Univ. of Pittsburgh) ,  DEARDO Anthony J. (Distinguished Professor, Mechanical Engineering, Oulu Univ.)
資料名： ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan)  (ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan))
巻： 50  号： 1  ページ： 139-146 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0100A  ISSN： 0915-1559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 連続亜鉛めっきライン(CGL)実験室シミュレーションにより,2つの異なったCrとMo含有量の高Al低Si-TRIP鋼のミクロ組織と機械的性質を研究した。特殊エッチング法,光学と電子顕微鏡観察とEBSDキャラクタリゼーションを組合せて,変態区間焼なましから等温保持温度までの普通の冷却速度での冷却中におけるフェライトのエピタキシャル成長を検証した。冷却時に形成された新しいフェライト及びプロセシング後に得られた残留なオーステナイト量は焼入性促進元素の低い含有量の鋼ではかなり高かった。鋼の測定された引張り性質と機械的挙動は,新しいフェライトと残留オーステナイトの量に大きく依存した。化学組成と粒子寸法は未変態オーステナイトの安定化,並びに工業的操業とも両立するプロセス条件(15°C/s程度の速度冷却と60sより短い460°Cで等温保持時間)下での所要のTRIP効果確保に効果的に寄与することが分った。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 金属組織 ,  *機械的性質 ,  *変態区間熱処理 ,  冷却速度 ,  *エピタクシー ,  アルミニウム含有合金 ,  *TRIP鋼 ,  残留オーステナイト ,  フェライト組織 ,  亜鉛めっき ,  焼なまし ,  恒温変態 ,  クロム添加合金 ,  モリブデン添加合金
準シソーラス用語： *エピタキシャル成長 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  等温変態

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (64件)：

• 1) P. J. Jacques, E. Girault, P. Harletz and F. Delannay: ISIJ Int., 41 (2001), 1061.
• 2) B. C. De Cooman: Curr. Opin. Solid State Mater. Sci., 8 (2004), 285.
• 3) H. Hofmann, D. Mattissen and T. W. Schaumann: Steel Res. Int., 80 (2009), 22.
• 4) O. Matsumura, Y. Sakuma and H. Takechi: Trans. Iron Steel Inst. Jpn., 27 (1987), 570.
• 5) Y. Sakuma, O. Matsumura and H. Takechi: Metall. Mater. Trans. A, 22A (1991), 489.

タイトルに関連する用語 (6件)： Al ,  TRIP鋼 ,  残留オーステナイト ,  安定化 ,  フェライト ,  役割