文献

J-GLOBAL ID：201002217974943249   整理番号：10A0138113

ヒノキの同齢林に対する幹断面積成長量の垂直分布の予測

Predicting the Vertical Distribution of the Stem Cross-sectional Area Increment for an Even-aged Stand of Hinoki Cypress

著者 (1件)： WAGUCHI Yoshiaki (Nara Forest Res. Inst., Nara, JPN)
資料名： Journal of Forest Planning  (Journal of Forest Planning)
巻： 15  号： 1  ページ： 29-36  発行年： 2009年10月 
JST資料番号： L2592A  ISSN： 1341-562X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 林分密度の管理ツールとして,ヒノキ同齢林の樹幹断面積成長量の垂直分布を予測するモデルを開発した。モデルは二つのサブモデルから成り立ち,一つは樹高と樹冠から分布を予測するものであり,もう一つは林分密度と樹高成長量から樹冠を推定するものである。モデルは,3つの独立変数(林分密度,樹高とその成長量)と7つのパラメータを必要とする。ヒノキに適用したところ,モデルは良好な予測能を持つことが分った。モデルは既存のモデルの持つ弱点を克服しており,実際的な精度レベルで現実的な分布をもたらした。モデルは一般的なパラメータを使って分布を予測するので広い適用性をもち,その枠組みは簡単かつ堅固である。また,特定の目的のためにモデルを修正し,他の成長モデルの基礎として使うこともできる。

シソーラス用語： *ヒノキ ,  *断面積 ,  樹幹 ,  *垂直分布 ,  立木密度 ,  資源管理 ,  森林計画 ,  予測モデル
準シソーラス用語： 森林管理 ,  林分密度

分類 (1件)： 測樹学  (FF01040T)

引用文献 (44件)：

• ASSMANN, E. The principles of forest yield study. 1970
• CHIBA, Y. Discussion about expansion in rotation period. I. Growth characteristics in old-aged stands. Shinrin Gijutsu. 2008, 801, 9-15
• DELEUZE, C. Prediction of stem profile of Picea abies using a process-based tree growth model. Tree Physiol. 1995, 15, 113-120
• DELEUZE, C. A flexible radial increment taper equation derived from a process-based carbon partitioning model. Ann. For. Sci. 2002, 59, 141-154
• FUJIMORI, T. Fundamental studies on pruning. I. Discussion about pruning on the basis of an ecological research. Bull. For. For. Prod. Res. Inst. 1970, 228, 1-38

タイトルに関連する用語 (6件)： ヒノキ ,  齢 ,  幹 ,  断面積 ,  垂直分布 ,  予測