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J-GLOBAL ID:201002218109716802   整理番号:10A1619640

非生物的ストレス応答における低分子RNAの重要な役割を明らかにする,ワンチューブステムループ逆転写定量PCRによるイネ低分子RNAの広域的発現プロファイル

Global expression profiling of rice microRNAs by one-tube stem-loop reverse transcription quantitative PCR revealed important roles of microRNAs in abiotic stress responses
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巻: 284  号:ページ: 477-488  発行年: 2010年12月 
JST資料番号: C0025C  ISSN: 1617-4615  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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内因性小RNA分子(20-24ヌクレオチド)の1種である低分子RNAは,植物の遺伝子発現の大多数を転写後レベルで調節し,成長,ストレス応答などの生物学的過程の調節に関与している。本研究ではワンチューブステムループ逆転写定量PCR(ST-RT qPCR)を最適化することにより,標準および非生物的ストレス条件下におけるイネ低分子RNAのための高スループット発現プロファイル解析を実現させた。PCR法は小RNAゲルブロッティングと同程度の精密さを有し,また簡便で時間が短縮された。乾燥,塩,低温,アブシジン酸(ABA)処理後,先の方法を用いて41の低分子RNAの相対的発現レベルを定量した。32の低分子RNAがストレスまたはABA処理後に発現誘導または抑制された。またストレス応答性cis要素はストレス応答性低分子RNA遺伝子のプロモーター内に多数あることが示唆された。イネのストレス耐性調節遺伝子(OsSKIPa,OsbZIP23)の欠陥により,各々5および7の低分子RNAの発現に大きな影響が出た。これら低分子RNAの予測標的遺伝子のいくつかは非生物的ストレスに関連していた。以上の結果より,ST-RT qPCRは低分子RNAの発現プロファイルを知るための効率的かつ信頼性の高い方法であり,イネ低分子RNAには非生物的ストレス応答と調節に関与する重要なものが一部あると結論付けた。
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  稲作 

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