強く相互作用するπ系のモデル化合物としてのパラシクロファン  第一部 pseudo-ortho-ジヒドロキシ[2.2]パラシクロファン

SCHON Christof; ROTH Wolfgang; FISCHER Ingo; PFISTER Johannes; KAISER Conrad; FINK Reinhold F.; ENGELS Bernd

文献

J-GLOBAL ID：201002218126528521 整理番号：10A0976155

強く相互作用するπ系のモデル化合物としてのパラシクロファン第一部 pseudo-ortho-ジヒドロキシ[2.2]パラシクロファン

Paracyclophanes as model compounds for strongly interacting π-systems. Part 1. Pseudo-ortho-dihydroxy[2.2]paracyclophane

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資料名：
巻： 12 号： 32 ページ： 9339-9346 発行年： 2010年08月28日
JST資料番号： A0271C ISSN： 1463-9076 CODEN： PPCPFQ 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

[2.2]パラシクロファン(PC)のジヒドロキシ誘導体,pseudo-ortho-ジヒドロキシ[2.2]パラシクロファン(o-DHPC)の基底状態および第一励起状態の構造を研究した。2つのπ系の間の相互作用を研究するために自由噴流中のREMPIスペクトルおよび量子化学計算による研究を行った。S₁←S₀遷移エネルギーは,o-DHPCに対し31483cm^-1(3.903eV)およびo-DHPC・H₂Oクラスタに対し31263cm^-1(3.876eV)であった。o-DHPCにおけるS₁←S₀遷移に対する断熱励起エネルギーは3.87eVと計算された。o-DHPCおよびo-DHPC・H₂OクラスタのS₁状態では190cm^-1の呼吸振動がかなりの活性を示し,SCS-CC2の計算値185cm^-1と一致した。計算および実験データから,PCおよびo-DHPCのベンゼン部分の運動がかなりフレキシブルであることがわかった。励起による幾何構造の変化は,PCに比べo-DHPCではそれほど顕著ではなかった。

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シクロファン,カテナン,ロタキサン,カリキサレン,ノット(三つ葉結び目) , 分子の立体配置・配座

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強く相互作用するπ系のモデル化合物としてのパラシクロファン 第一部 pseudo-ortho-ジヒドロキシ[2.2]パラシクロファン

強く相互作用するπ系のモデル化合物としてのパラシクロファン第一部 pseudo-ortho-ジヒドロキシ[2.2]パラシクロファン