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J-GLOBAL ID：201002218344090554   整理番号：10A0673179

スルフォラファンのメラニン産生抑制機構

著者 (8件)： 白杉一郎 (宮崎大) ,  白杉一郎 (宮崎大 農) ,  鎌田美友貴 (宮崎大 農) ,  松井隆史 (くらこん) ,  榊原陽一 (宮崎大) ,  榊原陽一 (宮崎大 農) ,  水光正仁 (宮崎大) ,  水光正仁 (宮崎大 農)
資料名： New Food Industry  (New Food Industry)
巻： 52  号： 7  ページ： 1-7  発行年： 2010年07月01日 
JST資料番号： F0354A  ISSN： 0547-0277  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 老化や酸化ストレスによって過剰生産されるメラニンは皮膚の問題を起こす。本報では,ブロッコリに多く含まれるイソチオシアネート類のスルフォラファンのメラニン産生抑制作用について解説した。メラニン合成の初期律速反応を制御するチロシナーゼを抑制する植物に含まれるアルブチンなどが今まで美白効果のある化合物として化粧品などに利用されてきた。一方スルフォラファンについては解毒酵素・抗酸化酵素誘導などが報告されているが,今回はマウスのメラノーマ細胞B16を用いたメラニン産生抑制効果を確認した。ここではp38とERKのリン酸化調節作用によるチロシナーゼ発現抑制がメラニン合成を抑制することが示された。

シソーラス用語： 効果 ,  老化 ,  酸化ストレス ,  ブロッコリ ,  酵素阻害剤 ,  *薬理作用 ,  皮膚 ,  酵素 ,  解毒 ,  化粧品 ,  リン酸化 ,  腫瘍細胞 ,  タンパク質 ,  ERK【酵素】 ,  食品成分 ,  フェノール類 ,  配糖体 ,  ピラノシド ,  グルコシド ,  キノン ,  脂環式化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  ポリエン
準シソーラス用語： P38 ,  チロシナーゼ阻害剤 ,  *メラニン形成阻害 ,  メラニン産生抑制作用 ,  メラノーマ細胞 ,  機能性成分 ,  抗酸化酵素 ,  美白効果

分類 (3件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  野菜とその加工品  (FJ11020O) ,  化粧品  (YG03030S)

物質索引 (3件)： アルブチン ,  スルフォラファン ,  メラニン

引用文献 (22件)：

• Shirasugi I, Sakakibara Y, Suiko M, et al, Biosci. Biotechnol., 74(3), 579-582, 2010.
• Hunt G, Todd C, Cresswell J, et al, J. Cell Sci., 107, 205-211, 1994.
• 清水宏, 新しい皮膚科学. 東京, 中山書店, 9-11, 2005.
• Sato K, Takahashi H, Iraha R, et al, Biol. Pharm. Bull., 31, 33-37, 2008.
• Kima YJ and Uyamab H, Cell. Mol. Life Sci., 62, 1707-1723, 2005.

タイトルに関連する用語 (2件)： スルフォラファン ,  メラニン産生抑制