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J-GLOBAL ID：201002218522450799   整理番号：10A0212985

南極月隕石Yamato-793169,Asuka-881757,MIL05035,MET01210(YAMM) 放擲組み合わせと隠れた海起源の可能性

Antarctic lunar meteorites Yamato-793169, Asuka-881757, MIL 05035, and MET 01210 (YAMM): Launch pairing and possible cryptomare origin

著者 (10件)： ARAI Tomoko (Planetary Exploration Res. Center, Chiba Inst. of Technol., 2-17-1 Tsudanuma, Narashino, Chiba 275-0016, JPN) ,  ARAI Tomoko (Antarctic Meteorite Res. Center, National Inst. of Polar Res., 10-3 Midoricho, Tachikawa, Tokyo 190-8518, JPN) ,  RAY HAWKE B. (Hawaii Inst. of Geophysics and Planetology, Univ. of Hawaii, Honolulu, HI 96822, USA) ,  GIGUERE Thomas A. (Hawaii Inst. of Geophysics and Planetology, Univ. of Hawaii, Honolulu, HI 96822, USA) ,  GIGUERE Thomas A. (Intergraph Corp., P.O. Box 75330, Kapolei, HI 96707, USA) ,  MISAWA Keiji (Antarctic Meteorite Res. Center, National Inst. of Polar Res., 10-3 Midoricho, Tachikawa, Tokyo 190-8518, JPN) ,  MISAWA Keiji (Dep. of Polar Sci., The Graduate Univ. for Advanced Studies, 10-3 Midoricho, Tachikawa, Tokyo 190-8518, JPN) ,  MIYAMOTO Masamichi (Dep. of Earth and Planetary Sci., The Univ. of Tokyo, Hongo, Tokyo 113-0033, JPN) ,  KOJIMA Hideyasu (Antarctic Meteorite Res. Center, National Inst. of Polar Res., 10-3 Midoricho, Tachikawa, Tokyo 190-8518, JPN) ,  KOJIMA Hideyasu (Dep. of Polar Sci., The Graduate Univ. for Advanced Studies, 10-3 Midoricho, Tachikawa, Tokyo 190-8518, JPN)
資料名： Geochimica et Cosmochimica Acta  (Geochimica et Cosmochimica Acta)
巻： 74  号： 7  ページ： 2231-2248  発行年： 2010年04月01日 
JST資料番号： C0062A  ISSN： 0016-7037  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 南極月隕石Meteorite Hills(MET)01210はポリミクトレゴリス角礫岩であり,主に海の玄武岩成分から成る。MET01210中の一つの比較的大きい玄武岩クラストは,月隕石結晶海の各玄武岩Yamato(Y)-793169,Asuka(A)-881757,Miller Range(MIL)05035と著しく鉱物学的類似性を示す。四つの玄武岩すべては,同じ岩石組織,鉱物集合,鉱物組成,輝石晶出傾向,輝石離溶ラメラを持つ。MET玄武岩とMIL05035の見積もりTiO₂含量(~2.0wt%)は,Y-793169とA-881757のバルク岩石TiO₂含量に近い。これらの類似性によると,Y-793169,A-881757,MIL05035,MET玄武岩は同じ玄武岩流から由来し,著者らはそれをYAMM玄武岩と名付けた。YAMMの玄武岩源組み合わせも,同じREE量,結晶化年代,同位体組成が支持する。輝石離溶ラメラは,通常,海の標準より非常に粗く,非常の厚い溶岩そしてあるいは隠れた海の中で引き続くアニーリングにおける比較的ゆっくりした冷却を意味する。四つの隕石での近い放擲年代と放出深度を伴う希ガスとCREの報告データは,月からのそれらの同時放出を示す。縁辺的に近い陸生年代にもかかわらず,在来の地球侵入センスにおける組み合わせは,YAMM隕石での離れた回収サイトのために可能性が無いと思われる。二成分混合モデル計算から見積もったMET01210中の海の成分の高い量は,海の高地境界での水平混合あるいは隠れた海での垂直混合のいずれかから起因したはずである。MET01210中の海の物質の割合は,海の高地境界でのアポロのコア試料より大きい。MET01210の表面照射の欠如から推論した埋没深度は,典型的な海のレゴリス層厚をしのぐ。このように,YAMM隕石の供給源は,隠れた海内での局部的に高い海の高地の混合のテレーンの可能性がある。著者らは,この研究と公表データから得た複数の拘束に基づいて,十分定義された隠れた海内のYAMM隕石の可能な供給源クレーターを探索した。シッカルト・クレーターの底の名前の無い1.4km直径のクレーターが,YAMM隕石にとって最も適当な供給源である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 南極 ,  *隕石 ,  月 ,  発射場 ,  組合せ ,  *月の海 ,  *供給源 ,  玄武岩
準シソーラス用語： 隠れた海起源 ,  南極月隕石 ,  放擲組み合わせ

分類 (2件)： 流星,すい星,いん石  (DB04040A) ,  月  (DB04030P)

タイトルに関連する用語 (6件)： 南極 ,  月隕石 ,  組み合わせ ,  海 ,  起源 ,  可能性