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J-GLOBAL ID:201002218730090690   整理番号:10A0404436

収差補正高角度環状暗視野像による2成分MoVO複合酸化物触媒の原子スケール調査

Atomic-Scale Investigation of Two-Component MoVO Complex Oxide Catalysts Using Aberration-Corrected High-Angle Annular Dark-Field Imaging
著者 (7件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 2033-2040  発行年: 2010年03月23日 
JST資料番号: T0893A  ISSN: 0897-4756  CODEN: CMATEX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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モリブデン系亜酸化物の一つとして,五角形構造の{Mo6O21}構成単位からなる青銅があるが,この構成単位上で構築され,種々の置換元素でドープした新たな物質が,近年,触媒用途として,注目を集めている。この様な触媒系の一つとして,MoVOがある。また,{Mo6O21}構成単位から導出されるMoVo構造として,斜方晶系(M1-型)などの少なくとも4種類が知られている。本稿では,収差補正高角度環状暗視野像(HAADF)法を用いて,熱水調製したMoVO相を調査した。そして,HAADF画像解析から,M1型相については,原子の位置は変化しないこと,つまり,原子の位置は,M1相がMoやVのみを含むか,或いは,Ta,Teなどで置換されているかどうかには,関係がないことが明らかとされた。また,V置換Mo5O14相の画像解析からは,五角形構造の{Mo6O21}単位を互に結び付ける{MoO6}連鎖8面体においてVが多く占有されるという痕跡が示された。更に,選択領域電子回折(SAED)法からは,Mo5O14類似体の構造は,過去に報告された斜方晶歪構造ではなく,正方結晶であることが示された。本調査から,高い空間分解能,及び,化学感度を有するHADDFによる解析より,複雑な構造を取るMoVO酸化物物質の相平衡状態を理解する上での知見が得られた。
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分類 (1件):
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顕微鏡法 

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