抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
防霜ファンは,一番茶萌芽前後から摘採までの期間,新芽を凍霜害から保護する目的で広く利用される。防霜設備としては,その他,スプリンクラがあるが,茶園の防霜設備のほとんどは防霜ファンである。防霜ファンによる防霜の原理は,逆転層内の上方の暖かい空気と地面近くの冷たい空気を混合し均温化することにある。また,送風により,放射冷却で冷えた植物を直接暖めるといった効果もある。防霜ファンは,「よく晴れて,風が少ない夜に効果がある」と言われる。著者らは,防霜ファンの稼動制御に気温差や風速条件を利用すれば,節電型の制御が可能になると考えた。そこで,そのための実験を行ったところ,慣行制御では消費電力量は208kWhであったのに対し,温度差制御では96kWhとなり,削減率は53.8%であった。