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J-GLOBAL ID：201002218979596713   整理番号：10A0399754

感圧接着剤皮膜中の界面活性剤の移行と物性への影響

著者 (5件)： SEVERTSON Steve (ミネソタ大) ,  XU Helen (ミネソタ大) ,  ZHANG Jiguang (ミネソタ大) ,  GWIN Larry (Franklin International) ,  HOUTMAN Carl (Forest Products Lab., USDA)
資料名： 日粘工技報
号： 168  ページ： 21-32  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： L0046A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,塗布工程後の感圧接着剤(PSA)皮膜中における界面活性剤の分布に関する研究結果である。PSAは,n-ブチルアクリレート,酢酸ビニル,メタクリル酸,および2種類の市販の界面活性剤:(ノニルフェノキシポリエトキシ)エチルスルホコハク酸2ナトリウム塩(アニオン性)とノニルフェノキシポリ(エチレンオキシ)エタノール(ノニオン性)を用いて合成した水性アクリル樹脂である。これらの界面活性剤の比率は様々であるが全量は一定とした。粘着剤皮膜中の界面活性剤の分布は,原子間力顕微鏡(AFM)と共焦点ラマン顕微鏡(CRM)を使って調査した。AFM画像は,アニオン性界面活性剤が皮膜表面に集まってラテックス粒子の融合を抑制している様子を示しており,一方,CRMは皮膜の界面領域にその局在化があることを示している。この結果は,界面活性剤の分布が界面活性剤とポリマー層との相溶性によってほぼ決まることを示唆している。また本稿では,界面活性剤の含有量や分布によるPSA皮膜の物性への影響についても述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *感圧接着剤 ,  *皮膜 ,  陰イオン界面活性剤 ,  非イオン界面活性剤 ,  *界面活性剤 ,  アクリル樹脂 ,  原子間力顕微鏡 ,  共焦点顕微鏡 ,  *濃度分布 ,  Raman分光法 ,  表面構造 ,  気固界面 ,  粒径 ,  深さ分布 ,  親水性親油性バランス ,  水性接着剤 ,  ラテックス ,  深さ分析 ,  深さプロフィル ,  相溶性 ,  物理的性質
準シソーラス用語： 局在化 ,  被着体

分類 (3件)： 接着剤の性質・試験  (YK02000Q) ,  界面化学一般  (CB12010J) ,  合成洗剤  (YG02030L)

引用文献 (34件)：

• Staicu, T.; Micutz, M.; Leca, M. Prog. Org. Coat.2005, 53, 56-62.
• Charmeau, J. Y.; Berthet, R.; Gringreau, C.; Holl, Y.; Kientz, E. Int. J. Adhes. Adhes.1997, 17, 169-176.
• Tobing, S. D.; Klein, A. J. Appl. Polym. Sci.2001, 79, 2230-2244.
• Mulvihill, J.; Toussaint, A.; Wilde, M. D. Prog. Org. Coat.1997, 30, 127-139.
• Donkus, L. J. Adhes. Age 1997, 32, 35-37.

タイトルに関連する用語 (5件)： 感圧接着剤 ,  皮膜 ,  界面活性剤 ,  移行 ,  物性