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J-GLOBAL ID：201002219320118381   整理番号：10A0879166

最高120Tでの二次元スピンフラストレーション系Ni₅(TeO₃)₄Br₂の高磁場磁気転移の観察

Observation of a High-Field Magnetic Transition of the Two-Dimensional Spin-Frustrated System Ni₅(TeO₃)₄Br₂ up to 120 T

著者 (7件)： HER Jim Long (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  MATSUDA Yasuhiro H. (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  SAKAKURA Ryo (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  KINDO Koichi (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  TAKEYAMA Shojiro (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  BERGER Helmuth (EPFL, Lausanne, CHE) ,  YANG Hung-Duen (National Sun Yat-sen Univ., Kaohsiung City, TWN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 79  号： 8  ページ： 085002.1-085002.2  発行年： 2010年08月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 二次元(2D)カゴメスピンフラストレーション系は,その異方性と独特のスピン配列から生じる様々な興味深い磁気位相を表わすことから,興味深い課題である。広範囲に及ぶ研究がカゴメスピンフラストレーション系について実施され,量子液体,スピンギャップ,反強磁性,強磁性状態などの様々な磁気基底状態の発見につながっている。本研究では,単巻コイルシステムによって発生した最高120Tの磁場におけるNi₅(TeO₃)₄Br₂の磁場依存磁化に集中して研究を行った。測定には薄い板状単結晶を用いた。11と68Tにおいて,二つの磁場誘起相転移を観察した。

シソーラス用語： 二次元 ,  スピン系 ,  フラストレーション効果 ,  *ニッケル化合物 ,  *テルル酸塩 ,  *臭化物 ,  強磁場 ,  *磁気転移 ,  格子 ,  異方性 ,  スピン整列 ,  量子液体 ,  エネルギーギャップ ,  反強磁性 ,  強磁性 ,  基底状態 ,  インダクタ ,  磁場効果 ,  磁化 ,  単結晶 ,  相転移
準シソーラス用語： カゴメ格子 ,  コイル【電気】 ,  スピンギャップ ,  板状結晶

分類 (1件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

タイトルに関連する用語 (4件)： スピンフラストレーション ,  高磁場 ,  磁気転移 ,  観察