抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,製品アーキテクチャーの観点に基づき,台湾4社における横形マシニングセンターの開発事例を通じて,開発設計と製造に必要とする技術知識と学習の仕組みを明らかにすることを目的とした。まず,台湾工作機械産業の技術形成に関する先行研究を調べた上で,知識の分析枠組みとして部品知識と統合知識を用い,学習の分析枠組みとしては,分断による学習,製造による学習,利用による学習,試行錯誤を用いた。インタビューデータを中心に事例調査を行ったが,例えば統合知識では概略的な機械構造,システムの分割法,部品間の連結,製品・全体としての機能・性能を実現するための統合に分けて分析した。このような知識習得と学習の分析を通じて「一部企業は分解模倣段階から脱出し参考模索の手段を使っている」,「製品全体としての機能・性能を実現するための総合知識が最も難しい知識である」などの諸結論を得た。