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J-GLOBAL ID：201002219344279726   整理番号：10A0281917

高知市中心部における降雨初期の降水中成分の化学的特徴の解析

Chemical Characteristics of the Component of Rainfall in Early Stage Collected at the Central Area of Kochi City

著者 (1件)： 一色健司 (高知女大 生活科学)
資料名： 高知女子大学紀要 生活科学部編  (Bulletin of Kochi Women's University. Series of Faculty of Human Life and Environmental Science)
巻： 59  ページ： 9-16  発行年： 2010年03月09日 
JST資料番号： L3731A  ISSN： 1344-8250  CODEN： KDKKFE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高知市中心部(北緯33°33’51”,東経133°32’03”)における降雨初期(降り始めから雨量7mmまで)の降水のpH,電気伝導度および主要イオン成分濃度の測定を1996年11月~1998年10月に行い,以下のことが明らかとなった。降雨開始後から雨量3mmまでは,降雨の進行に伴って各成分の濃度が減少する傾向が見られたが,雨量4mm以後は減少傾向は顕著でなくなった。また,降雨の進行に伴って降雨成分の組成には大きな変化は見られなかった。ただし,降雨成分濃度の減少が顕著な雨量3mmまでは酸性度ポテンシャルに対する硝酸イオンの構成比が減少する傾向が見られた。降雨初期での硝酸イオンの過剰は高知市中心部付近の大気からのウォッシュアウトによる硝酸イオンの付加がやや多いことを示していると思われるが,レインアウトとウォッシュアウトの成分間には硝酸イオンを除いて顕著な違いはないと思われる。(著者抄録)

シソーラス用語： *降雨 ,  *高知県 ,  降水 ,  pH【水素イオン指数】 ,  湿性沈降 ,  ウォッシュアウト ,  酸性度 ,  *化学的性質 ,  化学分析 ,  酸化窒素 ,  硫酸イオン ,  アンモニウムイオン ,  *変動
準シソーラス用語： カリウムイオン ,  カルシウムイオン ,  ナトリウムイオン ,  マグネシウムイオン ,  レインアウト ,  塩素イオン ,  *硝酸イオン ,  窒素酸化物

分類 (5件)： 雲と降水の微物理  (DC05110M) ,  分光分析  (CC03012W) ,  無機物質のクロマトグラフィー・電気泳動分析一般  (CC04021X) ,  天然水の化学分析  (CC07070E) ,  気圏環境汚染  (SB03020M)

タイトルに関連する用語 (7件)： 高知 ,  中心部 ,  降雨 ,  初期 ,  降水 ,  化学的特徴 ,  解析