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J-GLOBAL ID：201002219423524051   整理番号：10A1160547

ガレクチン-9輸送はMadin-Darbyイヌ腎臓上皮細胞において先端-基部極性を調節する

Galectin-9 trafficking regulates apical-basal polarity in Madin-Darby canine kidney epithelial cells

著者 (5件)： MISHRA Rashmi (Max-Planck Inst. Molecular Cell Biology and Genetics, Dresden, DEU) ,  GRZYBEK Michal (Max-Planck Inst. Molecular Cell Biology and Genetics, Dresden, DEU) ,  NIKI Toshiro (GalPharma Co., Ltd., Kagawa, JPN) ,  HIRASHIMA Mitsuomi (Kagawa Univ., Kagawa, JPN) ,  SIMONS Kai (Max-Planck Inst. Molecular Cell Biology and Genetics, Dresden, DEU)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 41  ページ： 17633-17638  発行年： 2010年10月12日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ガレクチンは,非定型的経路を介して分泌されるレクチンであり,その発現は,組織形態形成の間に時間空間的に調節される。本研究では,ガレクチンが内部膜輸送過程を調和させる分子段階を特徴付ける。MDCK細胞におけるガレクチン-9(Gal-9) shRNAによるGal-9ノックダウンは,繊毛形成欠損と先端および側底極性マーカーの誤局在を引き起こした。外生Gal-9は,Gal-9 shRNA細胞の極性欠損をレスキューした。MDCK細胞先端に豊富なForssmanスフィンゴ糖脂質(FGL)のグリカンを抗FGL抗体でマスクした結果,Gal-9のMDCK細胞への結合が減少し,FGLがMDCK細胞の先端表面でのGal-9受容体であることが示された。短いエンドサイトーシス期間後にGal-9を取り除き,Gal-9の内部移行経路を調べた結果,Gal-9は,初期エンドソームに取り込まれ,Golgi装置に移動し,細胞の先端表面に戻って再循環することが明らかになった。結果から,Gal-9によるポストGolgi膜輸送の制御は,糖脂質との特異的相互作用を通して促進され,このガレクチン-糖脂質回路は,上皮細胞完全性の維持に重要であることを論証した。

シソーラス用語： MDCK細胞 ,  *レクチン ,  繊毛 ,  スフィンゴ糖脂質 ,  Golgi体 ,  インターナリゼーション ,  細胞内輸送 ,  エンドソーム ,  *ガレクチン9 ,  細胞極性 ,  膜 ,  生体膜 ,  細胞内膜系 ,  小胞
準シソーラス用語： Forssmanスフィンゴ糖脂質 ,  MDCK上皮細胞

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (6件)： ガレクチン ,  輸送 ,  イヌ ,  腎臓上皮細胞 ,  極性 ,  調節