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J-GLOBAL ID:201002219477404744   整理番号:10A0952936

ノーザンハイブッシュブルーベリーにおけるアザミウマ類(アザミウマ目:アザミウマ科)の色選好性,季節性,空間分布,種組成

Color preference, seasonality, spatial distribution and species composition of thrips (Thysanoptera: Thripidae) in northern highbush blueberries
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巻: 29  号: 11  ページ: 1331-1340  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: H0443A  ISSN: 0261-2194  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ニュージャージー州(米国)のノーザンハイブッシュブルーベリー(Vaccinium corymbosum)におけるアザミウマ類の色選好性,季節的発生消長,空間分布,種組成を調べた。白色の粘着トラップは,黄色や青のトラップに比べてアザミウマをより多く誘引した。白色粘着トラップを用いたアザミウマの捕獲によると,この虫の飛翔活性は開花開始の20~30日後から始まり,トラップ捕獲数の10,50,90%は,積算温度(基準温度10°C)が各々383,647,1231日度のときであった。ブルーベリーの茂み内におけるアザミウマの分布は二つの方法で調べた。一つの方法では,白色粘着トラップを樹冠内の異なる三つの高さの位置に設置した。アザミウマの捕獲数が最も多かったのは,樹冠の中央部と上から1/3の部分に設置したトラップであり,樹冠の下から1/3の部分ではそれが最も少なかった。二つ目の方法では,ブルーベリー植物体の異なる高さと季節的段階におけるアザミウマの分布を調べた。アザミウマは,樹冠下部の若葉で最も多く見いだされ,花と果実ではより少なく,芽では検出されなかった。これらのアザミウマは,Scirtothrips ruthveni(成虫の88%)とFrankliniella tritici(12%)であると同定された。ブルーベリー栽植内のアザミウマの分布は,白色粘着トラップの一様間隔格子と茂み叩き落としトレイの標本とを組み合わせて調べた。アザミウマのトラップでの捕獲数は,全ブルーベリー園(大規模水準)を通してその茂みでの直接計測数と相関した。しかし,園内(小規模水準)では,トラップ内とトラップの近くの個々の茂みにおけるアザミウマの数は相関しなかった。季節の早期には,森林の近くの茂みではトラップ捕獲数が多く,アザミウマが野生の宿主からブルーベリー園に移動することが暗示された。季節の後期には,このような明確な森林の「周辺」効果は観察されなかった。アザミウマによる果実の食害率は低く,これは茂みのアザミウマ数とは相関したが,トラップの捕獲数とは相関しなかった。総体的に,粘着トラップでのアザミウマ捕獲数は,全ブルーベリー園(大規模)でのアザミウマの活性の予測には有用であるが,小規模水準での茂みアザミウマ数や果実の食害率とは相関が弱く,これらの解釈への利用には注意を要することが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
昆虫・ダニによる植物被害  ,  果樹  ,  植物の病虫害防除一般 

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