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J-GLOBAL ID:201002219489789005   整理番号:10A0918493

最高90GPaまでのTiH2の状態方程式: シンクロトロンX線回折研究とab initio計算

Equation of state of TiH2 up to 90 GPa: A synchrotron x-ray diffraction study and ab initio calculations
著者 (7件):
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巻: 108  号:ページ: 043511  発行年: 2010年08月15日 
JST資料番号: C0266A  ISSN: 0021-8979  CODEN: JAPIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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水素貯蔵の研究で重要な化合物である水素化チタン(TiH2)の高圧研究とab initio計算を行った。その場シンクロトロンX線回折研究は独立した圧縮実験で行い,まず準静水圧条件で19GPaまで,次に非静水圧条件で90GPaまで行った後,周囲条件に減圧した。回折パターンの圧力発展は≦0.6GPaで生じるTiH2の立方晶系[面心立方(fcc),Fm-3m]から正方晶系[体心正方(bct),I4/mmm]への相転移を明らかにした。高圧正方晶相は90GPaまで持続した。周囲条件まで減圧すると,観測した相転移は不可逆的になった。全ての実験点に対する圧力の関数としての単位胞体積の三次Birch-Murnaghan当てはめは,TiH2の高圧正方晶相に対して零圧力体積弾性率K0=142(7)GPa,その圧力導関数K0′=3.3(0.2)を与え,K0=130(5)GPaではK0′は4に保たれた。体積弾性率の実験値はab initio計算(TiH2の高圧正方晶相に対してK0=139.9GPa,K0′=3.7)を確認した。(翻訳著者抄録)
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