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J-GLOBAL ID：201002219587755380   整理番号：10A0723256

水中でのFe(III)-およびPb(II)-処理ヒドロキシアパタイト上へのアリザリンレッドSの吸着能

ADSORBABILITY OF ALIZARIN RED S ON Fe(III)- AND Pb(II)-TREATED HYDROXYAPATITES IN WATER

著者 (3件)： MORIGUCHI Takeshi (Dep. of Chemistry, Saitama Medical Univ.) ,  NAKAGAWA Souhei (R & D Div., Taihei Chemical Industrial Co., Ltd.) ,  KAJI Fumihiro (R & D Div., Taihei Chemical Industrial Co., Ltd.)
資料名： Phosphorus Research Bulletin  (Phosphorus Research Bulletin)
巻： 24  ページ： 62-72 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： L6704A  ISSN： 0918-4783  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 蒸留水(H₂O)およびリン酸緩衝溶液(PBS)中でのFe(III)-およびPb(II)-処理ヒドロキシアパタイト上へのアリザリンレッドS(ARS)の吸着能を調べた。Fe(III)処理アパタイトは,H₂OおよびPBS中での等温曲線から高い吸着容量を示すことがわかった。PBSでの吸着容量はH₂O中よりも大きかった。一方PBS中でのPb(II)処理アパタイトの吸着容量はH₂Oよりもずっと低かった。これらの処理アパタイトの電子プローブマイクロアナリシスとFT-IR顕微分光法による表面分析から,表面元素(P,Ca,Fe,Pb)分布およびARSと対応する金属(FeまたはPb)サイトとの相互作用パターンについての重要な情報が得られた。最終的に,支配的吸着機構は以下のようであることがわかった。すなわちFe(III)-処理アパタイトではキレート形成吸着であり,Pb(II)-処理アパタイトでは塩形成吸着である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *鉄化合物 ,  *鉛化合物 ,  *ヒドロキシアパタイト ,  *多価フェノール ,  *吸着 ,  容量 ,  電子プローブX線分析 ,  赤外吸収スペクトル ,  顕微分光分析 ,  表面分析 ,  キレート化 ,  X線回折 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  電子顕微鏡観察 ,  差スペクトル ,  *燐灰石 ,  キノン ,  スルホン酸 ,  芳香族縮合化合物 ,  吸着平衡 ,  蒸留水 ,  緩衝液 ,  FTIRスペクトル ,  吸着容量 ,  リン酸緩衝液

分類 (1件)： 固-液界面  (CB12050B)

物質索引 (1件)： アリザリンレッドS

引用文献 (31件)：

• 1. T. Suzuki, K. Ishigaki, M. Miyake, J. Chem. Soc. Faraday Trans. 1, 80, 3157 (1984).
• 2. T. Suzuki, K. Ishigaki, N. Ayuzawa, Chem. Eng. Commun. 34, 143 (1985).
• 3. M. Miyake, K. Ishigaki, T. Suzuki, J. Solid State Chem. 61, 230 (1986).
• 4. T. Suzuki, T. Hatsushika, Gypsum & Lime (Japanese), 224, 15 (1990).
• 5. M. Srinivasan, C. Ferraris, T. White, Environ. Sci. Technol. 40, 7054 (2006).

タイトルに関連する用語 (6件)： 水中 ,  Fe ,  Pb ,  ヒドロキシアパタイト ,  アリザリンレッドS ,  吸着能