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J-GLOBAL ID：201002219636029844   整理番号：10A0352348

操作の連続性を考慮した投機計算を利用するインタラクティブシミュレータ

著者 (8件)： 依藤逸 (京大) ,  野田裕介 (京大) ,  粂直人 (京大) ,  嶋田創 (京大) ,  中尾恵 (奈良先端科学技術大学院大) ,  森眞一郎 (福井大) ,  中島浩 (京大) ,  富田眞治 (京大)
資料名： 情報処理学会シンポジウム論文集  (情報処理学会ワークショップ論文集)
巻： 2009  号： 5  ページ： 229-238  発行年： 2009年05月21日 
JST資料番号： Y0978B  ISSN： 1344-0640  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,直接法では実時間性が保証できず,反復法でも並列化効果が期待できない問題サイズの構造変形シミュレーションに対して,十分な並列度を備えた並列計算機を用いて実時間性を確保するための計算モデルを提案する。そのために,操作の連続性を仮定したパターン予測と,予測された複数のパターンに対して投機的に計算を行う投機計算手法を確立するとともに,負の投機効果を抑制する投機アルゴリズムを開発した。具体的には,操作の連続性を利用して破壊変形後の剛性マトリクスを複数予測し,当該マトリクスに対応した前処理行列をあらかじめ投機的に計算しておくことで前処理計算時間を隠蔽する。さらに,実際の反復計算時にはその時点で得られる最尤の前処理行列を用いて計算する仕組を導入することで,前処理計算時間が完全に隠蔽できなかった場合においても,反復計算の開始を中断しない計算モデルを構築した。(著者抄録)

シソーラス用語： *先回り制御 ,  *シミュレータ ,  *会話型処理 ,  並列計算機 ,  実時間処理 ,  計算機アルゴリズム ,  連続性 ,  予測技法 ,  前処理 ,  逐次近似 ,  計算モデル
準シソーラス用語： *インタラクティブシミュレータ ,  剛性マトリクス ,  *投機的計算 ,  反復法

分類 (3件)： 制御方式  (JC02030K) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H) ,  人間機械系  (IB03000G)

タイトルに関連する用語 (5件)： 連続性 ,  投機 ,  計算 ,  インタラクティブ ,  シミュレータ