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J-GLOBAL ID:201002219887151983   整理番号:10A0511863

マウス誘導多能性幹細胞における染色体12qF1上のインプリント遺伝子の異常なサイレンシング

Aberrant silencing of imprinted genes on chromosome 12qF1 in mouse induced pluripotent stem cells
著者 (12件):
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巻: 465  号: 7295  ページ: 175-181  発行年: 2010年05月13日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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誘導多能性幹細胞(iPSC)は,体細胞に特定の転写因子セットを強制発現することによって作出されている。iPSCが,胚盤胞由来の胚性幹(ES)細胞と分子的および機能的に同等であるかどうかについては,いまだに議論が続いている。本論文では,遺伝的に同一のマウスES細胞とiPSCの比較によって,それらのメッセンジャーRNAおよびマイクロRNAの全体的な発現パターンは区別がつかないが,染色体12qF1上のDlk1-Dio3インプリント遺伝子クラスター内にコードされる少数の転写産物はその例外で,iPSCクローンの大部分で異常に抑制されていたことを示す。Dlk1-Dio3遺伝子クラスターの発生における役割と一致して,これらのiPSCクローンは,キメラ寄与率が十分ではなく,完全にiPSC由来の動物(「完全iPSC由来マウス」)の発生を支持できなかった。対照的に,Dlk1-Dio3クラスターの発現が正常なiPSCクローンは,キメラ寄与率が高く,生存可能な完全iPSC由来マウスを作り出した。特に,Dlk1-Dio3が抑制されたiPSCクローンをヒストンデアセチラーゼ阻害剤で処理すると,その遺伝子座が再活性化し,完全iPSC由来マウスの満期発生を支持する能力が回復した。したがって,1か所のインプリント遺伝子クラスターの発現状態から,マウスのES細胞と大部分のiPSCの区別ができると考えられ,また,ES細胞の完全な発生能をもつiPSCクローンの同定が今後は可能になる。Copyright Nature Publishing Group 2010
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  発生と分化 
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