文献

J-GLOBAL ID：201002219888890208   整理番号：10A0879968

紙パルプ工業からの廃活性スラッジの木材系成分と脱水性質との相関性

Correlation of wood-based components and dewatering properties of waste activated sludge from pulp and paper industry

著者 (6件)： KYLLOENEN H. (VTT, Jyvaeskylae, FIN) ,  LEHTO J. (Univ. Jyvaeskylae, Jyvaeskylae, FIN) ,  PIRKONEN P. (VTT, Jyvaeskylae, FIN) ,  GROENROOS A. (VTT, Jyvaeskylae, FIN) ,  PAKKANEN H. (Univ. Jyvaeskylae, Jyvaeskylae, FIN) ,  ALEN R. (VTT, Jyvaeskylae, FIN)
資料名： Water Science & Technology  (Water Science & Technology)
巻： 62  号： 2  ページ： 387-393  発行年： 2010年 
JST資料番号： A0070A  ISSN： 0273-1223  CODEN： WSTED4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 紙パルプ工業で大量に発生する廃活性スラッジ(WAS)は,製紙用に繊維を有効利用するため脱水が困難な大量の結合水を含んでいる。この脱水性改善のために,3つの紙パルプ工場からWASを採取してその化学的組成と脱水性質を調べ,都市下水処理施設からのWASと比較した。多変量解析を用いて,化学的組成と脱水性質との相関性を調べた。脱水性質に主に影響するのはケーク乾燥固形分(DS)と凝集剤用量で,濾過又は遠心分離で高DSと低凝集用量を達成するには,化学的組成のCODと原DSが高いと共に,>74μmの繊維の存在が必要であることを示した。また,スラッジ中の沈殿リグニン誘導物質とキシロースの含量も重要であった。更にケークDSに最も悪影響を生じる成分を含めて各種成分の影響を明らかにした。紙パルプ工業のWASの方が,下水処理施設のWASより高DSと低凝集用量を達成できた。

シソーラス用語： *紙パルプ工業 ,  *スラッジ廃棄物 ,  *スラッジ脱水 ,  結合水 ,  *化学組成 ,  多変量解析 ,  凝集剤 ,  フィルタケーキ ,  乾物量 ,  COD【水質】 ,  繊維長 ,  リグニン ,  キャラクタリゼーション ,  木材 ,  都市下水 ,  下水処理施設 ,  ペントース ,  アルドース ,  汚泥廃棄物 ,  汚泥脱水 ,  活性汚泥
準シソーラス用語： 活性スラッジ

分類 (2件)： スラッジ処理・処分  (SC05050K) ,  廃棄物処理  (YL01050P)

物質索引 (1件)： キシロース

タイトルに関連する用語 (6件)： 紙パルプ工業 ,  活性スラッジ ,  木材 ,  脱水 ,  性質 ,  相関性