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J-GLOBAL ID:201002219894804615   整理番号:10A1539380

化学合成結晶質3nmフェライトナノ粒子の磁気的性質の表面効果

Surface effects in the magnetic properties of crystalline 3 nm ferrite nanoparticles chemically synthesized
著者 (9件):
資料名:
巻: 108  号: 10  ページ: 103919  発行年: 2010年11月15日 
JST資料番号: C0266A  ISSN: 0021-8979  CODEN: JAPIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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著者らは,直径が3,7,および11nmのそれぞれ非常に狭い粒径分布を持つフェライトナノ粒子の磁気的性質を系統的に研究した。試料は,界面活性剤中で鉄(III)アセチルアセトナート,Fe(acac)<sub>3</sub>,の熱分解によって作製し,オレイン酸被覆ナノ粒子として得た。高分解能透過電子顕微鏡(HRTEM)像とX線回折図形から,すべての試料は鉄フェライトで予想したスピネル構造を持った結晶質ナノ粒子から成ることを確認した。交流及び直流磁化測定,ならびに磁場中Moessbauer測定から,直径11および7nmのナノ粒子の磁気的性質は,単磁区の性質に近く,バルクマグネタイトに近い大きなM<sub>S</sub>を持つことが分かった。HRTEM像で結晶質構造を観察したにもかかわらず,直径3nmのナノ粒子は磁気秩序化した領域(コア部)と,これとは磁気秩序が異なる表面領域(約66%のFe原子を含む)から成った。直径3nm粒子に関し,M(H)ループで観測した高飽和磁場や高不可逆磁場,および表面成分の120kOe磁場中Moessbauerスペクトル測定で観測したスピン不整列(コア部では生じない)という結果は,表面原子に対する大きな表面異方性を意味した。この試料のT<10Kで,著者らは磁化率および磁化の増加を観測した。これによって,磁気コアの大きさが増加すると,表面磁気モーメントは印加磁場によって整列しやすくなることが分かった。(翻訳著者抄録)
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酸化物結晶の磁性 
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