文献
J-GLOBAL ID:201002220100677850   整理番号:10A0256856

シロイヌナズナの根における細胞壁の伸長時のセルロース再配向のリアルタイムイメージング

Real-Time Imaging of Cellulose Reorientation during Cell Wall Expansion in Arabidopsis Roots
著者 (5件):
資料名:
巻: 152  号:ページ: 787-796  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
セルロースは,細胞を守ると同時に伸長の方向を決定する植物細胞壁の耐荷重性ネットワークの主要な構成要素である。本研究では,セルロース存在時に選択的に蛍光を発し,励起と発光の波長が共焦点顕微鏡に適合する,ポンタミン・ファースト・スカーレット4Bを用いて,伸長する根の細胞の細胞壁におけるセルロースの構造および動態について検討を加えた。セルロースは配向において変化する小繊維束としてシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)の細胞壁に存在することが示された。野生型植物で異方的に細胞壁が伸長する過程で,セルロース束が縦軸に対して横方向に回転することが明らかとなった。さらに,セルロースの組織化はセルロース合成酵素のサブユニットもしくは二つのキシログルカンのキシロシルトランスフェラーゼ・アイソフォームを欠く変異体で大きく変化していることが見出された。本研究から,植物の細胞壁におけるセルロース微小繊維はダイナミックな再配向を受け複合体の自己組織化を引き起こし,最初の横の微小繊維から角度のついたレイヤーが作られることが明らかとなった。このことから,植物細胞が全ての方向の力に耐える構造を生み出すための異方性伸長のメカニズムが示唆された。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物形態学・解剖学 

前のページに戻る