文献

J-GLOBAL ID：201002220126183561   整理番号：10A0369050

台車振動と試験振動における蓄積疲労の比較-確率密度分布が蓄積疲労に与える影響-

著者 (2件)： 細山亮 (大阪府産業技術総研) ,  中嶋隆勝 (大阪府産業技術総研)
資料名： 日本包装学会誌  (Journal of Packaging Science & Technology, Japan)
巻： 19  号： 2  ページ： 113-121  発行年： 2010年04月01日 
JST資料番号： L1730A  ISSN： 0918-5283  CODEN： NHGIEE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 振動試験の精度向上を目的とし,ランダム振動加速度の確率密度分布が疲労に与える影響を明らかにするために数値解析による検討を行った。また,実際の輸送と振動試験で蓄積する疲労の違いを比較するために走行実験も行った。その結果,数値解析からは,PSDが等しくても尖度が大きくなるにつれ最大発生加速度も大きくなり,蓄積疲労が大きくなることがわかった。また,走行実験からは,現在の振動試験の加速度は常にガウス分布となるが,実際の輸送で得られる加速度は必ずしもガウス分布とならないことが確認できた。さらに,振動試験に対して実際の輸送では,数値解析結果と同様,蓄積疲労が大きく異なることも示した。これらのことから,現状の振動試験は実際の輸送に対して必ずしも等価な試験にはならず,精度の高い振動試験を行うためには,輸送データのPSDだけでなく,確率密度分布にも着目しなければならないことがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *包装 ,  *輸送 ,  工業包装 ,  台車 ,  *振動試験 ,  正規分布 ,  数値解析 ,  確率密度 ,  確率密度関数 ,  加速度 ,  振動解析 ,  不規則振動 ,  パワースペクトル密度 ,  貨物輸送 ,  包装貨物 ,  走行試験
準シソーラス用語： ランダム振動 ,  振動加速度 ,  走行実験

分類 (1件)： 包装機械一般  (QE02010B)

引用文献 (9件)：

• JIS Z 0232: 2004 包装貨物--振動試験方法
• V. Rouillard and M. A. SEK, Packaging Technology and Science, 13, 149-156(2000)
• A. Steinwolf, Sound and Vibration, September, 12-21(2006)
• Philip Van Baren, Sound and Vibration, October, 2-7(2005)
• S. R. Winterstein, Journal of Engineering Mechanics, ASCE, 114(10), 1772-1790(1988)

タイトルに関連する用語 (5件)： 台車 ,  試験 ,  蓄積 ,  疲労 ,  確率密度分布