抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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銀電気めっきの最近の技術進歩について紹介した。銀めっきは装飾用および電気,電子部品用として広く使用されている。工業的に使用されている主要な銀めっき浴はシアン系めっき浴である。環境保全の観点からシアン系とほぼ同等の特性を持つノンシアン系浴が開発されたが,未だ完全に置き換わるには至っていない。最近ではステンレス鋼に直接銀めっきを行えるノンシアン系浴も開発された。シアン系浴を用いてレジストパターンを有する基板などに銀めっきを行うと浴が強アルカリ性であるためレジストの溶解が起きる場合がある。新しい酸性ノンシアン系浴ではレジストの溶解を抑制できる。最近,LED照明部品に反射率の観点から銀めっきが用いられることが多くなっているが,経時変化により変色して反射率が低下する問題が起きている。この変色に対しては従来からロジウムめっき,クロメート処理などが行われてきたが,めっき皮膜自体の改良についての開発が活発に行われている。