抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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斜面の尾根から沢に向けた傾斜方向に平均列幅5.3mの列状伐採が行われた23~28年生ヒノキ人工林において,伐採4年経過後,伐採列と残存列における広葉樹稚樹の出現状況を比較し,抜き伐りの影響を検討した。その結果,列状伐採区では残存区に比べて高木種及び低木種の種数と個体数が有意に増加し,さらに高木種においては遷移先駆種のみが有意に増加していた。このことから,短期的には伐採区の木本密度が高まり抜き伐りによる林床被覆効果は増大したが,針広混交林化を図る上で有用な高木性の遷移中・後期樹種の侵入は促進されなかった。(著者抄録)